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[ 単行本 ]
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ソロス
・マイケル・T・カウフマン ・金子 宣子
【ダイヤモンド社】
発売日: 2004-06-04
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 556円〜
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・マイケル・T・カウフマン ・金子 宣子
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カスタマー平均評価: 4.5
投機家ジョージ・ソロスを知る。 世界を動かす世界一の投機家であり、慈善家であり、哲学者でもある「ジョージ・ソロスとは、どんな人物なのか」を、1930年生まれの彼の育った時代背景から現在までを、詳細に述べられている。
第1章から第13章までは、「原点」「大富豪への道」と、ヒトラー・ドイツの支配下によるユダヤ人への弾圧から、アメリカでの大成功まで、一気に読めます。
ソロスの父親ティヴァダールの「子育ての考え方」が、かなり詳しく述べられているのが印象的でした。
ソロスの「朝令暮改」的な指示、彼の性格も浮かび上がってきます。
p242?244
ときに自らを「国境なき政治家」と称するソロスの場合、その活動は自らの頭脳、性格、資金に基づき、すべて自発的に展開されている。(大略)
「選挙で選ばれ、あるいは指名されて高位に就いたわけでもない者で、これほど世界で影響力を発揮する人物は誰一人いない」
ソロスは、経済的な大成功から、政治的な影響力に関心を寄せて動いているようだ。
閉鎖的な国への大量のコピー機の寄付、インターネット設備の寄付により、情報の自由化を図って、世界の視野を広げることに貢献されている。
ジョージ・ソロスの戦時中の体験が、開かれた自由な世界を願う哲学的な思想をもとに、ひとりの人物が動いている凄さが伝わってきます。 国境なき政治家としてのソロス 訳者に従えば、「本書はハンガリーに生まれたユダヤ人として、ジョージ・ソロスが生きて
きた軌跡とその時代背景を緻密に描き出し、なにゆえ“ヘッジファンドの帝王”として巨万の
富を築くことができたのか、『開かれた社会』の理念を掲げて異色の慈善事業を展開している
のはなぜなのか、その理由と要因を幼少時代から説き起こし、ソロスの二律背反的な心理面も
含め、あらゆる角度から掘り下げて分析する」。
あとがきにおいて知らされるように、このmessianic billionaireの半生を綴った伝記に
あたって重ねられたインタビューのターゲットはソロスやその妻も含めて130名にも及ぶ。
なるほど、ジョージの出生以前、その父ティヴァダールと母エルジェーベトの物語すら盛り
込まれて、極めて情報量の多い一冊。
良く言えば、落ち着いた筆致によって書かれた一冊。悪く言えば、これほどの起伏に富んだ
人物を題材としているにも関わらず、ややもすると平坦で、スピード感や刺激に乏しい。彼を
めぐる年代史とテーマ史が一冊の中に織り込まれている関係上、重複する記述が散見し、その
あたりからも散漫な印象を受けてしまう。
さほど見るべきものがないのは分かってはいるのだが、彼の「開かれた社会」という理念を
支える「可謬性」、「再帰性」などの概念との絡みや論理展開についてももう少し詳らかな
解説が欲しい気もする。
取材ノートとしては素晴らしいのだが、完成品としてはやや精度を欠いている感がある。 ソロス理解に役に立つ! 科学哲学者ポパーの弟子であり、どん底のハンガリーからアメリカへ渡り成功した”援助王”
ナチス政権下の地獄でなんとか偽名で生き残り、やっと解放されたと思ったら、やってきたソ連軍は地獄よりさらに過酷な阿鼻叫喚地獄を演出した。初恋の人をそこで失う。
ロンドンからアメリカへ。ファンドで巨万の富を得た後は乗り出すが・・・
その部分を読んでいてなぜ日本のリベラルたちがチェチェン問題に「だけは」ダンマリを決め込むのかが理解できる。
ソロスが援助した
キューエルは世界各地の絶対不可能といわれた地域で災害救助を成し遂げてきた。だがその彼でも「ロシア全体の根深い感情を理解」できなかった(P424)。
ロシアではいまだにスパイ組織がれっきとして残っており、多くの西洋人をいまだにCIAのスパイと見なしているのだ、ということがよくわかる。
キューニーは二人の医師と通訳とともに医薬品を届けていたが、行方不明。後年、小さな村の爆破された家屋のなかで4人の遺留品とおびただしい血痕が発見された。
様々な説が流れているようだが、
P428
ロシアの情報機関が大々的に流した噂もある。世論誘導のためにチェチェン地域に撒かれたビラには、キューニーについて、誰にも見まがうことのない巨体のテキサス人で、カウボーイブーツを履いた反イスラムのスパイと書かれている。この分析の根拠としては、ロシアの情報機関には、キューニーのチェチェン寄りの見方に激怒した者たちがおり、彼らがチェチェン人を誘導してキューニー抹殺を謀らせたものだとしている。
本書はソロスの思想を深く理解できる良書である。 大投資家のスタート 幼年期から書き起こしてあるがみんなが興味あるのは投資家として どのように成功していったかでしょう。 その点、どの本よりも詳しく書かれてあります。 ただあちこちの本から引用した部分も多く、新鮮味にはかけますが すべて網羅されています。ドラッケンミラーを後継者としたのも、ソロス自身のやり方と合致したものがあったのがわかります。 マクロ経済が大きく変化している現在、長期的なトレンドで投資するには いちおう読んでおくべき価値はあるでしょう。
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[ 単行本 ]
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ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
・ピーター リンチ ・ジョン ロスチャイルド
【ダイヤモンド社】
発売日: 2001-03
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 529円〜
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・ピーター リンチ ・ジョン ロスチャイルド ・Peter Lynch ・John Rothchild
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カスタマー平均評価: 4
検察する側から、検察される側になった瞬間 この本は僕が急成長店舗をつくる研究会の会員に薦めた本である。
ピーターはアメリカで急成長会社に投資して、成功した有名な投資家である。
この本は、彼が定年後、自分の投資人生を振り返って、まとめたものである。
彼は3年内に投資の10倍になれる会社を探し続けた。毎日何100の会社も。
急成長会社に投資成功の鍵は、急成長できそうな会社を見付けて、追跡する。
急成長出来始まって、だれも知らないうちに、株を買う。
成長空間があるうちに、株を持って続く。
成長はもうできないと
(成長空間がないか会社がおかしくなったか)
判断した時点で株を売る。
ピーターは
1)急成長できそう
2)急成長出来始まる
3)成長はできない
この三つの判断を毎日、何回も、下さなければならないのである。
成功も失敗も重ねるうちに、急成長会社のあるべき姿をわかってくる。
僕がこの本を何回も読んだ、特に第二部第11章収益、収益、そして収益
、が、いつも、投資の視点から。
ある日、お風呂でまたこの本を読んでいる時、僕の会社はピーターにとって
急成長のあるべき姿の会社であるか...
検察する側から、検察される側になった瞬間である。 私の場合は退屈でした。 いろんなところで「良い」と言われているのを目にしていたので買って読んでみました。
自分の方の理解力を棚に上げてこんな事を書くのは少し憚られるのですが,読み通すのがしんどかったです。(^^;)
ポイントだけさっと理解したいのであれば,他書をお薦めします。
要は,
(1)プロには,大きな資金を動かす故にいろいろ制約があるので,その隙間を縫って素人が出し抜く方法はある。
(2)週単位や月単位で利益を報告する義務もないし,ましてや1年単位で勝負を決めねばならない制約もないので,長期投資を意識すれば素人でもプロと渡り合える。
(3)投資のヒントは身近なところに転がっている。
(4)もうだいぶ高値がついているからといって,投資せずにいた銘柄がそれからさらに結構値上がりする場合もある。
というような,ぱっと考えたときに無理とか不利とか思う点が実は違うんですよ,ということがいくつか例を挙げて書かれています。
参考書としてよりも、読み物としてどうぞ "『ONE UP ON WALL STREET』邦訳の再版本。
はっきいって、ウォーレン・バフェット関連本の方が
実際の投資の参考になると思います。
しかしながら、真っ当な投資関係の読み物の中では、
読み物として、この本が一番面白かったです。
株の投資の基礎を学ぶ、
一部のアメリカ人投資家の考え方を学ぶ、
古き良き時代のアメリカ株式市場を知る、
そういった目的ならば、興味深く読めます。
蛇足ですが、昔の勤めていた会社の上司が、
日本株の営業マンだった時、来日したピーターを接待した折、
わざわざ缶コーヒーを何本も買いに行かされたそうです。
ピーターはそれを飲んで、曰く、
缶コーヒーという商品は良いと言って、
日本のコカ・コーラの株(当時のボトラー)
の買い注文を出したとか。 好きなタイプはどなたですか? ありとあらゆる株を購入し利益を上げてきたピーター氏の投資原則と実例を合わせて紹介してる本。私はその中で出てくる低成長株(割安株)が好きですね。ここがまともに選択出来るようになってから成長株とか優良株に手を出せるんじゃないのかなと思います。
ピーター氏が述べている、「ストーリー」、企業の将来像は大切だと思うけど、正直あんま私は信用してないです。成長ではなくどんな逆境でもやってける企業が欲しいので。どこまでの負荷に耐えられるか?そっちに走ってしまいます。あっ、これもある種のストーリーですね。考えてみると。 バリュー投資の最右翼 「株を底値で買えるとは思ってはならない」「ナイフが地面に突き刺さり、しばらく揺れ動いた後、しっかり止まってからつかむのが正しいやり方」「くだらない安い株は、くだらない高い株と同じように、下がればとても危険」。
徹底してバリュー投資の立場から書かれた本である。もうしばらく前の著作ではあるが、バリュー投資に関心のある方には一読の価値があるだろう。3部構成となっているが、中心は第2部「有望株の探し方」である。しかも、狙いは「テンバーガー(10倍上がる株)」である。
「調査なしの投資は、カードを見ずにポーカーをやるもの」という指摘が本書の肝だろう。「株で金儲けをするのに株式市場の全体の予測をする必要はない」とまで言い切っている。
最右翼のバリュー投資家の考えをまとめたものだから、違う立場から異論を持つ人がいるのも当然だ。ただ、だからといって読む価値がないと考えるのは正しくない。啓示に富んだ、投資のベテランのノウハウや哲学が詰まった良書である。
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[ ペーパーバック ]
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Taking Nothing for Granted: A Sportsman's Fight Against Chronic Fatigue Syndrome
・Alastair Lynch
【HarperCollins Publishers (Australia) Pty Ltd】
発売日: 2008-06-17
参考価格: オープン価格
販売価格:
中古価格: 524円〜
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・Alastair Lynch
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
・メアリー バフェット ・デビッド クラーク
【日本経済新聞社】
発売日: 2002-05
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 428円〜
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・メアリー バフェット ・デビッド クラーク ・Mary Buffett ・David Clark
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カスタマー平均評価: 4.5
株投資に限らずものごとの本質を突く。 以前から読みたいと思っていたが,なんとなく即効性がないような気がして,他のバリュー投資の本を優先して買っていた。しかしいざ読み始めてみると,読みやすさと共に,本書で述べられている視点は,単に投資戦略ということにとどまらず,物事の本質を見抜くのに有用な視点であることがわかった。したがって,本書の意義の神髄は即効性ではなく,著者の手によって整理されている内容を,どう自分用に再編できるか,という点にある。 バフェット流錬金術 本書の内容を要約すると、
まずいつ買うか―経済が不況で悪材料が出て売り込まれている時期―ということ、
さらに何を買うか―恒常的なリターンが期待できる優良株―ということに尽きる。
ひとつひとつの言っていることは当たり前だが、当たり前のことを丁寧に積み重ねて
出てくる結論がとても深く、なるほどな?と感心せざるを得ない。
銘柄を選ぶときバフェットは自動車会社や航空会社の株には見向きもしない、
なぜなら?、といったところには昨今のアメリカや日本の状況を見るに、
先見の明があると言わざるを得ない。余談になるが、この本を読んで
コカコーラがオリンピックのスポンサーになっていたり、
ビール会社がサッカーのスポンサーになり、莫大な広告費を注ぎ込んでいる理由がわかった。 実用的な本 バフェットの手法が現代の日本の市場でも通用するのかは正直よくわからないが、ファンダメンタルを学ぶ上でわかりやすく、ワークブックのように構成されていて、実用的だと思った。
特に、高ROEの企業を選び、純利益を内部保留して再投資する複利運用などは、僕自身が無知だというのもあるけど、目からウロコだった。
個人的に、もっとも参考になったのは、バフェットの相場に対するスタンスそのもので、
バフェットが発見した株の本質というのは、相場は「動物的本能が支配する世界」(p.14)であり、株式投資というのは、本能のなすがままになっている人から奪い取るゲームだということ。
if you've been in the game 30 minutes, and you don't know who the patsy is, you are the patsy.
(30分ポーカーをやっていてカモが誰かわかっていなければ、カモは自分だ)
という例えがバフェットの本にある。
だから、ファンダメンタルにおいても「本質の部分では」手法はそれほど重要ではないということだし(カモられないことがむしろ大切)
そうなると、投資と投機をわざわざ区別する必然性もなくなる。
バフェットは「割安株投資」という言葉自体、同語反復的だと言っている。
つまり、仮に投資が、優良な事業を探して出資するだけの自己満足的な経済活動であり、
投機が、上がる/下がるの50%に賭けるギャンブルだとすると、
どちらも同じように利益にはならない。
(カモにされる)
よって「投資」という概念を何らかの形で消化できないうちは話にならないはず。
(安く買う、という意味を理解できないうちは、利益とは無縁)
バフェットの奥さんは、みんなが白黒で見ている画面をバフェットはカラーで見ることができると言っていたようだけど、
それは結局、同じ分析をしても、そこから導き出される結論には雲泥の差があるということだと思った。
すでに相場から利益を上げていて長期投資も覚えたい人とか、バフェットの手法を基礎から学びたい人におすすめです。 消費者独占企業を割安で買う。 当たり前のことを当たり前にやりきれるか?どんな分野でもそうですが、何事にも惑わず自らの投資哲学を貫徹する生き方には学ぶところが多いと思いました。 良著だが日本市場ではほとんど使えない 理由は本著(原著)はあくまで米国市場を対象にしたもので、日本市場の特性が一切加味されてないことです。1, 日本には世界ブランド力を持つ銘柄があまりに少ない。バフェット銘柄には致命的な欠陥。2 日本企業で世界ブランド力を持つ自動車やゲーム機は、バフェットが最も嫌う開発投資重視分野である。3 バフェットは高ROEを重視するが、日本市場においては高ROEが(長期的にみても)株価を押し上げないことが示されている。4 バフェットは配当を再投資して富を増やした。日本市場は歴史的にみても配当利回りが米国市場の半分で、さらに短期的な業績不振でもすぐ無配に転じる。このように、バフェット銘柄の強みである低PER・高ROE・高配当のうち、ROEと配当について米国と日本に本質的な違いがあります。さらにバフェットが主に投資した70?90年代は、米国市場の成長率が今の日本市場と比べものにならないぐらい高いこと、BRICSがまだ頭角を見せていないことも重要なファクターです。日本でバフェット銘柄を見つけても、成長率、配当の関係で複利マジックが使えず、30年投資でも良くてバフェットの数分の一(おそらく3?5分の1)利益しか得られないでしょう。さらにバフェット自身が指摘しているよう、長期保有ゆえ不況リスクを回避できず、元本割れすら覚悟しなくてはなりません。バフェットは若い頃から師匠グレアムに目をかけられていた「プロ投資家」です。我々一般人がそれなりの利益を出すには、バフェット流投資一本ではあまりにリスクが大きい気がします。
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[ 単行本 ]
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マネーマスターズ列伝―大投資家たちはこうして生まれた
・ジョン トレイン
【日本経済新聞社】
発売日: 2001-11
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 500円〜
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・ジョン トレイン ・John Train
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カスタマー平均評価: 4.5
不朽の名著 私はこの本の原本「ファンドマネージャー」を、1986年日本で翻訳出版された直後に購入しました。
日経新聞の書評欄、それも署名評者ではない紹介記事が妙に気になり、即座に書店に注文したことを思い出します。
一読してその内容に魅了され、特にバフェットの部分は幾度も読み返しました。
あの80年代後半の怒涛の時代、この本を読んでいることは強烈な強みになったと思います。
また、その後の歴史的相場崩壊を切り抜けられたこともこの本のお陰です。
具体的な技術書ではなく、応用は相場の局面でも違い、
これを読めば即座に儲かるという本ではありません。
相場をシステマチックに捉える人には無用かもしれませんが、
「投資の心、思想」に触れられる書と思います。
投資を生涯の柱と考える人には、ぜひお薦めします。 肌にあった人物に出会えれば 著名な投資家・投機家の経歴と特徴について述べられている本。利益機会は各自各々で違っておりますが、その得意分野(ニッチ)において一般人以上に理解し、その分野に資金を投入している印象を持ちました。
年代事において、人気のある投資手法が巡回すること。(バリュー投資⇔グロース投資)必要以上に特定に手法に固執しないで、どこかで切り替える必要性があるのは、はっとさせられました。(20?30年単位で見ると)
ps 個人的には、マーク・ライトバウン氏、ジョン・ネフ氏、ジム・ロジャーズ氏のお話がとても参考になりました。ジョン・ネフ氏の投資手法は私が最もやりたかった理想の形態でしたし、ジム・ロジャーズ氏、マーク・ライトバウン氏の今後の経済動向の掴み方は大きな指針になると思います。
投資家必読書 大変 役に立ちました。それぞれの投資家のスタイルが ダイジェスト版で読めます。この中から興味のある投資家 に関する本を読めばなおいっそう投資について為になると 思いました。投資の視野を広くしてくれる良書だと思います。 バリュー投資のための本 一度は名前を聞いたことがある投資家が、数多く紹介されている。著者は、テクニカル分析には触れず、長期投資を数多く17人の投資家の手法、哲学を紹介している。 日本で、株式投資を考えれば、多くが短期投資手法を伝える情報になりがちである。個人投資家の多くは、短期投資で成果を上げようと努力している。しかし、彼らは、短期投資ならではの価格変動リスクにさらされているのは、言うまでもない。 本書は、それぞれの投資家のマーケットへのスタンスを分かりやすく記述し(投資家によってはマーケットを気にせず)、マーケットとの付き合い方(ある投資家では国の政府との駆け引き)を教えてくれる。 すべて個人投資家にとって、真似できる手法ではないが、どのようにマーケットと付き合っていけば良いかを考えるヒントが、散りばめられている本である。 読んでも損はないが 読まなくても良かった。 伝記的側面が強く、今の投資に役に立つ部分は一部。 投資活動には特に影響を受けなかった。 途中からは、割と流して読んでしまった。 「マーケットの魔術師」シリーズのように 何回も読み返すことはないでしょう。
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[ 単行本 ]
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商品先物の実話と神話 資産運用における商品投資の有効性について
・ゲイリー・ゴートン ・ゲールト・ルーヴェンホルスト
【日経BP社】
発売日: 2006-11-16
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 486円〜
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・ゲイリー・ゴートン ・ゲールト・ルーヴェンホルスト
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カスタマー平均評価: 4
翻訳版はいつもタイミングが一歩遅い 商品相場が大きく上昇してからこういう本が翻訳出版されるので、翻訳書を読んでから投資するには投資タイミングとしてはズレている場合が多くて残念。それにしても林康史さんは、ジム・ロジャースの言うことにはいつも100%同意していて、
自分の頭で何か考えることはできないのでしょうか?
他国の株式市場が大きく上昇する中で、日本株だけが下落していく直前に、
林氏が「日経平均は35000円になる」とフューチャージャパンでコメントしていた記事を見て失笑してしまいました。本当にトレードの腕があるなら、原稿など書かないということでしょうか。 ジム・ロジャーズの「商品の時代」の文中に出てくる 商品先物市場についての研究論文を本として出版したものである。全頁110ページと薄い本なのであるが、その論文部分はわずかに約50ページほど。たった、これだけの文量で1600円とは如何に?との御節も出そうな本の薄さではある。
ただし、巻頭に7ページにわたるジム・ロジャーズによる推薦の弁、巻末には訳者の配慮により専門用語の解説があり非常に親切な構成となっている。
「商品の時代」を読んで、商品投資について感心を持った方が多くお読みになるのだろうが、先にジムと訳者の解説と前記の「専門用語の解説」を一読されてからの方が、理解が早いと思われる。
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[ 単行本 ]
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ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ
・ジョージ・ソロス ・松藤 民輔 (解説)
【講談社】
発売日: 2008-09-02
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 444円〜
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・ジョージ・ソロス ・松藤 民輔 (解説)
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カスタマー平均評価: 4.5
儲けた張本人による警告 独自の哲学「再帰性」と「スーパーバブルへの警告」を中心にまとめられ、後半では投資判断をドキュメンタリータッチで描いてみせる。
再帰性は、最後は正しい方向へ均衡してゆくという従来の経済学者の見方を否定し、
人の合理性が物事を正しく見ると同時に、物事を好きなように操作する身勝手な性質である点を突く。
スーパーバブルの崩壊についても、再帰性に絡めて実に合理的に持論を展開する。
再帰性、金融システムの構造的欠陥、資本主義の崩壊を堂々と、そして見事に看破する。
しかし、この本を読む我々は、ソロス自身がサブプライム・ローンの崩壊から莫大な利益を得た、ヘッジファンドの王様であることを忘れてはならない。
冷徹で頭がずば抜けて良い火事場泥棒が、火事場と泥棒行為について論理的かつ冷静に論評している様な著作である。
この様な本を書ける人間はそう多くはない。
ソロスはこれからもまだまだ儲けるつもりでいる。読んでおいて損はないだろう。 特に後半は読みごたえある一冊 オリジナルは2008年リリース。邦訳は2008年9月1日リリース。正にサブ・プライム問題で100年に1度と言われる暴落の中リリースされた。ソロスがこの現象をどう捉えてきたかを知ることができる貴重な一冊である。
ソロスは持論の『再帰性』を証明するのに最適な事例として今回の暴落を語る。前半はその理論をとつとつと解説していて、さながらそれは従来の経済理論の粋を集めたが市場から退場を余儀なくされたLTCMのノーベル経済学賞の面々に対抗するかのようですらある。つまり、ソロスはこの『再帰性』理論でノーベル経済学賞を取りたいと思っているかのように感じられる。
まるで何幕かの劇のように今起こっている現象を見事に分析する様に驚く。ジム・ロジャーズの行動力とジョージ・ソロスの哲学性。二人が結びついたかつての『クォンタム・ファンド』が驚異的な実績をあげたのも頷ける。特に後半は読みごたえある一冊だ。 苦労したが何とか読み終わった しっかり理解して、次の機会に役立てよう いやー、難しかった
特に前半
自分が不勉強な為とはいえ苦労した
(こんな文章を訳せる訳者って、本当に頭が良いんだろうなあ)
へこたれず読み続けると、後半徐々にテンポがアップしていく
そして世界が何故今のような状況になってしまったのかを、我々は著者から教わる
今回の失敗の原因を知る事で、我々は同じ失敗を繰り返さない様にする事が出来るし、又、世界が(または世界の何処かが)同じ失敗を繰り返そうと進み始めたら、それを今度は上手く利用する事もできる
この本を読み、今まで語られていた理論の問題点を理解し、何故、このような状況になったのかを知る事が、今回の失敗から得たせめてもの教訓となってくれるのではないだろうか?
有言実行で11億ドルの利益 この本を書いた後、ソロスは息子に任せていたヘッジファンドの運用に戻り、大規模な空売りを実行、2008年の収益は11億ドルとなったそうです。意見を述べるだけでなく、自身で実行してそして成功を収めたことが素晴らしいです。
多くのヘッジファンドや投資銀行が窮地に陥っているときに、やっぱりこの人はすごいです。
ちなみに2008年の上位5位まではこの人たち
1位 ジェームズ・サイモンズ 25億ドル
2位 ジョン・ポールソン 20億ドル
3位 ジョン・アーノルド 15億ドル
4位 ジョージ・ソロス 11億ドル
5位 レイモンド・ダリオ 7億8千万ドル
すごいです。 学者になりたかった著名投資家が語る”再帰性” ヘッジファンドで大儲けし、現在は「慈善家」としても知られるソロスは、いったんは引退したものの今回の金融危機をみて急きょ復帰、今でも基金のポジションを一部持っている。彼は「哲学者になりたかった」そうで、今回の本は経済・投資本を装っているけれど、その実彼が長年主張してきた(そしてあまり受け入れられなかった)
「再帰性」
について自らの経験を交えつつ詳しく説明した内容になっている。
つまり、「再帰性」理論だけでは売れそうもないので、過去の経験と自分の現在のマーケットに対するポジションをおまけにつけ、売りやすいように1冊の本に仕立て上げたという感じ。
彼は社会科学全般に通用する一般理論としてこの「再帰性」を扱っているのだけど、以下は金融マーケットについての適用部分のみ抜粋。
ソロスは経済学でいう均衡理論、合理的期待理論(市場は放っておけばありうべき均衡点に向かう)を「全くもって誤っている」と断言し、逆に(どの参加者でも不完全情報しか手に入れられないがゆえに)「常に市場は誤っている」と喝破している。
この不完全情報のもとで市場の参加者が下す意思決定がマーケットのファンダメンタルズに影響し、それが結果としてマーケットに反映、このフィードバックループが亢進し、(ありうべきと当初思われていた)均衡点から大幅に乖離することがひんぱんに発生することを過去の自分の経験から例証している。
60年代のコングロマリットブーム、REITバブル、そして80年代の途上国債務危機の連鎖など。このあたりはさすがに彼自身が潜り抜けてきた修羅場でもあり、その見解には説得力がある。
そして、現在はサブプライムに端を発したバブルと、さらに大きな「超バブル」が同時に崩壊していると警告する。
「超バブル」とは
1. 担保価値に対する融資率の極大化
2. 金融市場のグローバル化
3. 金融規制の撤廃と金融技術の加速度的な発達
によってもたらされ、「市場原理主義」のもと規制当局がこれを見過ごしてきたためにここまで大きくなったとしている。
この本を今まさに金融危機のタイミングで読み、非常に納得感があった。なお、ソロスは今後の見通しについては「再帰性」の定義から「どうなるかわからない」と率直に述べている。そういった意味では、この本を読んでも「今後どこに投資すればいいか」という回答が得られるわけではない。しかし、
「金融市場に新しいパラダイムが出現しつつある(原題は: The New Paradigm for Financial Market)」
ことについては、十分理解できると思う。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ピーター・リンチの株式投資の法則―全米No.1ファンド・マネジャーの投資哲学
・ピーター リンチ
【ダイヤモンド社】
発売日: 1994-10
参考価格: 1,733 円(税込)
販売価格: 1,733 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 444円〜
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・ピーター リンチ ・Peter Lynch
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カスタマー平均評価: 4.5
自制心 何がすごいと挙げるとしたら特定の手法に固執しない事なのではと。(原則は変わらないが)すごい本なのは分かるが、何がすごいのかイマイチ分からない。そこが分からなければ、本当の意味でリンチ氏から学びとる事が出来ないような気がしました。
個人としては、株・債券・MMF。その時々の最良と思える商品と付き合ってゆければいいなと。(2007年、現状ならば債券25%・MMF50%・日本株式25%)投資にスタンスを置きながらいつでも投機が出来るように身軽でありたいです。 勉強になります。 最後のほうがちょっと間延びした感じがありましたが、色々とためになりました。いくつかの特徴別にファンドを識別しそれぞれに投資し、リスクヘッジするとかは、お金が貯まったら是非トライしたい方法ですね。 “株で勝つ”を買った人にもお勧め 日本ではピーターリンチのような成功者はいませんから、ぜひとも彼の貴重な経験から
学んだ方がいいでしょう。
新しい情報も入っているので“株で勝つ”を読んだ人にもお勧めできます。株式投資は
上手くいってるときも、低迷しているときもあるので、低迷しているときにこの本を読めば、
多くのヒントを与えてくれますし、突破口も見えてきます。『バフェットの銘柄選択術』と
ピーターリンチの手法を組み合わせれば、より良い投資基準が作れるでしょう。
具体的には、
・成長ストーリー(仮説)が描ける見通しの良い企業(ピーターリンチ流)。
・10年後の予想利益と予想株価が算出できるくらい、当期利益が安定して力強く伸びてる企業(バフェット流)。
以上の2点が揃い、市場の下落や一時的な問題の発生で売り込まれて
割安になっているときに買えば、期待リターンがさらに高くなります。
投資では、長期でもてる忍耐力と、いざという時でも、
あわてずに冷静に決断できる肝っ玉が大切ですね。 株式投資の必須入門書 株式投資への取り組み方や考え方、そして素晴らしさを教えてくれる本です。彼はファンドマネージャーとして素晴らしい成績を収めていますが、その事以上に企業の業績だけでない「企業の見方」を教えてくれます。 特に「週末の家族との買い物が最も重要な企業調査」や「娘が着ているシャツのメーカーがいつも同じ事に気づけば1000%のリターンの機会を失う事は無かった」など個人投資家でも参考になることが非常に多く散りばめられています。 長期投資の素晴らしさや知っている銘柄への投資の重要性など非常に参考になることを多くの具体例を交えて教えてくれます。 株式投資を始めた頃に読んで感銘を受けた本 株式投資を始めた頃に読んで感銘を受けた本です。米国の伝説のファンドマネージャーの著作。株式投資のあり方について、著者自身の経験を中心に整理した内容。本を読んだからといって、その内容や方法をすぐに自分自身で活用するということは、実力も経験もない者にとっては無理ですが、本気で株式投資を行っていこうとするのであれば、その前に読んでおいて損はないです。確か、この本の監修は野村の酒巻氏がしていたはず。なんとなく感慨深いものがあります・・・。 「株で勝つ」「すばらしき株式投資」などの著作も基本的には同じ趣旨の内容だと思います。
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[ 単行本 ]
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世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘
・ジョージ・ソロス
【ランダムハウス講談社】
発売日: 2006-10-12
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 431円〜
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・ジョージ・ソロス
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カスタマー平均評価: 3.5
サブプライム関連の予想がずばり的中 2006年度に出した本であるが、2007年にサブプライム崩壊することをずばり予言している。もっとも彼ぐらい全体を見通せる人間であると、それは、予言というほどのことではなくて、至極当然なレベルの予告であったのだろう。文章は必ずしも面白くはない。序盤だけ読んでいると、自分の考えに凝り固まった加齢臭がするが、全体を通すと重要な部分も多いので彼の本を読んだことのない人は一度は読んでみる価値があるはずだ。 オープンソサエティ 世界で最も著名な投資家(トレーダー)の1人、ジョージ・ソロスが今年出した本です。ゼロから1兆円を超える資産を築いた人間が何を考えているのかに興味を持ち、読んでみました。
本書は2部構成ですが、1部はソロスの哲学に関する内容(哲学的ではなく、学問です・・)で、哲学に疎い私には難解な内容でした。この本を読んで知ったのですが、もともとソロスは哲学を学んでいたそうです。
ソロスの哲学はポッパーの提唱した「オープン・ソサエティ」が土台になっています。オープンソサエティとは、誤謬性(ごびゅうせい:人間は不完全であり必ず過ちを犯すという意味らしい)を前提として、その過ちを適宜修正することにより発展する社会のことを指し、ソロスはそのような社会が民主主義の基本であるべきだと考えているようです。
本書の後半では、ブッシュ政権への痛烈な批判、アメリカ国民への警鐘、今後の世界情勢のリスクやオープンソサエティの推進について、ソロス自身の考えが述べられています。現在のグローバリズムは「協力」ではなく「競争」が進んでおり、市場原理主義に傾きすぎているという意見が、「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」の著者で元世銀副総裁ジョセフ・E・スティグリッツの意見と一致しているように思われました。
ゼロから巨万の富を築いた男の世界観を覗いて見たい方は読んでみてはいかがでしょうか?
オープンソサエティはすべてを解決しない ソロスのような投資家はオープンソサエティが望ましいのだろうが、それはよそ者の論理だ。おれも仲間に入れろ、隠し事はするな、では、言葉にできない伝統や文化を破壊しつくしてしまうのではないだろうか。その土地に暮らす人や政治家よりもオープンなルールで行動する外国に暮らす投資家のほうが力を持つとその国に還元されるべき利益がすべて投資家に吸い上げられてしまうのではないだろうか。ソロスのように良心を持つ投資家であればいいが、もし悪魔のような投資家が現れたら、世界はどうなるのだろうか、などなど批判的に読めばいくつも疑問が生じて全面的にソロスのいうことには賛成できない。
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[ 単行本 ]
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ラリー・ウィリアムズの「インサイダー情報」で儲ける方法 (ウィザードブックシリーズ)
・ラリー・ウィリアムズ
【パンローリング】
発売日: 2005-12-19
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 6,090 円(税込)
Amazonポイント: 60 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 424円〜
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・ラリー・ウィリアムズ
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カスタマー平均評価: 4.5
待ってました! ラリー・ウィリアムズ待望の新刊です。本書は、米商品先物取引委員会(CFTC)から毎週発表される建玉明細(ミコットメント・オブ・トレーダー)の見方を独自に解説した本です。コマーシャルズ(当業者)を呼ばれるプロの動きを中心にしていますが、本書を読むと多くの場合、このコマーシャルズの人たちが勝ち組であることがわかります。また、彼らの動きを見て有利な仕掛けのポイントを探ることが可能です。今までのラリーの本にない指標などが解説されており(おそらく高額なセミナーなどでは解説されていたとは思いますが)、そうした点もありがたいです。
なお、本書は米国の商品と株式・債券市場のデータの分析のため、国内市場に直接役立つとは限りませんが、特に商品市場では米国の動きの影響が大きいため、米国市場の動きをつかめれば、価格動向を先読みできる可能性が高まると思います。
暴露本 やってくれました。ラリーがまたまたプロの秘密の手法を発明&公開しちゃいました。このイヤラシイ指標の算出式も載せてあるので特にデータフェチの方にとってはCFTCの生データを弄れてとても楽しいでしょう!立ち読みなんかしないで、ぜひ買ってください。後半はこれまでに出した本の重複が多いので、前半のみにして価格を半分にしたらもっと良かった!
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