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[ 単行本 ]
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史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵
・メアリー バフェット ・デビッド クラーク
【徳間書店】
発売日: 2008-01
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 739円〜
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・メアリー バフェット ・デビッド クラーク ・Mary Buffett ・David Clark
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カスタマー平均評価: 4
占いまがいの複雑な投資戦略 手痛い失敗から教訓を得たおじさんの
投資先を理解する技と、消費者独占型ビジネスの選び方
お金にまつわるあんな話やこんな話。
オマケにウォール街大嫌いなキツイ解説付き。
イギリスの哲学者、バートランド・ラッセルの言葉を引用し
『習慣という名の鎖は、抜け出せないほど重くなるまでは、
軽すぎて存在を感じることができない』と警告
ビジネスと男女間の共通点
「相手の持ち物を売ってもらうことと、
自分の持ち物を買ってもらうことは、別次元の問題である」 株式市場に携る者として手元に 本書はマイクロソフトのビル・ゲイツに次ぐ世界で2番目のお金持ち
バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットの発言録。
主に株に関するウォーレンの投資家としての125の教訓とその説明。
著者のメアリー・バフェットはウォーレンの息子の妻という関係。
バフェットの株主総会と併せて読むと
ウォーレンの言動を知り、
彼の考え方がウォール街と一線を画している感がわかる。
■特に心に残った言葉
・人間には、簡単なことをむつかしくしたがる
ひねくれた性格があるらしい
・広範な分散投資が必要となるのは、
投資家が投資にうとい場合のみである
・たとえ市場が十年閉鎖されても、
保有しているだけで100%幸せと思える
ーこういう株だけを買いなさい
訳もおかしなところは少なく、
株式市場に携る者として手元に置いておきたくなる本です。
自分の頭で考えよ バフェットの投資に関する方法論は、株の長期保有といったオーソドックスな手法もあれば、一極集中投資など世間の常識とは異なる手法もある。
また、事業内容はあまり考慮せずにとにかく割安株を買う、というやり方から、事業内容を精査した上で適正価格で買う、というやり方への変更などもあったようである。
が、一貫しているのは、あくまでも自分の頭で考え決断する、ということ。
自分で理解できるビジネスにしか投資しない、とか、シンプルさに価値を置く、という姿勢も、その思想の延長にあると考えてよいだろう。 この本に目を通すのは1日でも早い方が良いだろう バフェットの名がつく本だし、株式の長期保有等の手法を紹介する本をイメージされる方が多いのではなかろうか?
しかし、この本はやや違う
投資未経験者が投資に興味を持ったとき、または、投資初心者が間違えた投資手法だけを最初に教わってしまい、思わぬ失敗に途方にくれてしまった時、この本を読むのに最適なタイミングはそんな時ではないだろうか?
この本に具体的な株式投資のhow toは書かれていないが、投資をするに当たっての心構えが125も書かれている(しかも世界一の投資家の語った心構えが!!)
それらを頭に入れた上で投資の手法を選択し、荒波に向かって行くのが、彼の様な成功者に近づく為の第一歩
投資に興味にある方の一読をお勧めする
(ただし、最初に書いたようにバフェットの名前から、割安株の見つけ方といった彼の投資手法に関する具体的な話を期待して購入すると、やや物足りないかもしれない)
投資の教訓とともに、バフェットの人格もにじみ出ている 「誰にも愛されずに満足を得られる成功者など、わたしは想像することができない」。
投資家の指針となる格言や名言は欧米にも日本にもある。それでも、バフェットの言葉に触れる価値はある。その人格と高潔さがあちこちに染み出ており、お金にかかわらなければならないのであれば、せめてこうでありたいと思わせるものがあるからだ。
メアリー・バフェットらによって書かれている。たとえば、「最初の試みで成功したら、そこで止めればいい」というバフェットの言葉に、名投資家バーナード・バルークが成功のコツを聞かれて「いつも早すぎるタイミングで売ってきたからだよ」と答えたというのを補足したりしていて、興味深く上手くまとめてある。
基本的に、名言とその解説という形なので、易しく簡単に読める一冊に仕上がっている。
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[ 単行本 ]
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マーケットの魔術師 株式編―米トップ株式トレーダーが語る儲ける秘訣 ウィザード・ブックシリーズ
・ジャック・D.シュワッガー ・増沢 浩一 ・Jack D. Schwager
【パンローリング】
発売日: 2001-04-25
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格:
中古価格: 685円〜
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・ジャック・D.シュワッガー ・増沢 浩一 ・Jack D. Schwager
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カスタマー平均評価: 4.5
よかった。 良かった。
特に共感したのはコーエン。すばらしい場所でトレードしている。
やっぱり分量が多いので、自分の分野でない部分はまとめのところを重点的に読んだ。
最後の章で65箇条にして共通項を述べている。
インタビューされた時期についての言及を他のレビューで見た。というのも、その時期は米国株?が強気だったらしい。これは参考程度に。 最終章が鍵 去年購入しましたが、最近やっと読みました。 感想は、最終章「魔術師だちの金言65か条」を読むだけでも価値はあります。その前の肝心の中身ですが、トップトレーダーの取引手法などは、参考になるとは思えませんが、相場や人生に対する心構えなどは、多いに参考になります。それだけでも感じることができれば、十分であると思います。 人生が様々であるように、トレーディング方法も様々である 人生が様々であるように、トレーディングの方法も様々である。この本では優秀な株式トレーダーがそれぞれのトレーディング方法をインタビュー形式で語っている。その方法が重要であることは言うまでもないが、トレーダーが過去に大敗した経験や前職の話などもしているところも興味深い。科学者、ミュージシャン、農業をしている人、軍に居た者、…、とその人生もまた様々である。一方、様々であると同時に共通する性質も多くあり、それもなるほどと思わせる。 読者は、彼らマーケットの魔術師と自分の経歴やトレーディング方法を比較して、自分に合った方法を開発することのヒントをつかめるかもしれない。そう、単に真似をするのではなく、自分自身でマーケットで勝つ手法を作ることが大切であろう!。 おお、人よ汝の罪の大いなるを嘆け この本で参考になったのはマイケル・ラウアー、スティーブ・ワトソン、アーメット・オクマスの3人です。私はピーター・リンチやバフェットのように企業の価値に投資するタイプの投資法を好むからです。暴落したときに有望な銘柄を買うというものです。この本で特に勉強になったのは、株式市場では儲けるチャンスは山ほどあるということです。それらの儲けるチャンスの多くをあえて見送って、より確実な投資だけに資金を投入するのが大切だということです。儲けたいという欲に惑わされるな!ということです。一流の投資家ほどまず自分自身の欲望をコントロールしています。それと自社株買いの重要性ですね。経営者や社員が大量の自社株買いをした場合は買いの決め手になるということです。内部の人間には!!その企業の悪いところがよくわかるので、自社株を買うということは相当将来に自信があるということです。3人以外のトレーダーについても投資してはいけない企業の勉強になる記述があります。投資の基礎を学んだ後で読むべき本です。 成功者の手引き やはり結果を出している人達のコメントは重い!成功の近道を探して読んでみたが、無さそうだ。自分を磨き、地道に力を付けるしかないと分かりました。この本こそ成功へと導いてくれると信じて、何度も読み返しています。
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[ 単行本 ]
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さらば、ホンダF1―最強軍団はなぜ自壊したのか? (SHUEISHA PB SERIES)
・川喜田 研
【集英社】
発売日: 2009-03-26
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 1,000 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 659円〜
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・川喜田 研
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カスタマー平均評価: 4.5
誰もが思い描いていた幻想と現実、そして失望が書かれている 第三期HONDAはフルワークス参戦断念、技術提携したBARは低迷を続けた。コンストラクターズ2位、2006年のバトン初優勝などはあったもののチャンピオンシップでは大きく溝を開けられる戦いが続いた。
多くの人が歯がゆさを感じながらも「それでもHONDAならばいつか」という思いが合ったと思う。
しかし、そんな思いも2008年のシーズンオフに打ち砕かれた。
紙媒体以外で、日本語以外のF1記事も読める中、HONDAが迷走している事は感じていたし、実際に遅かった。それでも、F1という夢を見させてくれたHONDAという会社に多くの人がある種の幻想を抱き、またそれがある種のタブーを作り正確な批判を行うことを躊躇わせていたようにも思う。
個人的には撤退発表を聞いたときに、失望や悲しみなどではなく、どうにもやりきれない怒りを感じた。
HONDA自身への怒り、幻想を抱き続けてきた自分への怒り。「レースはHONDAのDNA」では無かったのかと心底失望した。
きっと筆者も同じように複雑な怒りを胸にこの本を書いたのであろう。
知りつつも目を背けていた「HONDA」の現実を改めて思い起こさせられる1冊です。
納得と多少の不愉快さ 本書と「鈴木亜久里の挫折―F1チーム破綻の真実 (文春文庫)(赤井邦彦著)」を読めば、10年間ホンダファンがみな抱いていた違和感の原因を知ることが出来るでしょう。
よく調べられており、ドキュメンタリーとしては良い作品であると思います。
F1を愛し、ホンダを愛していたが故に、裏切られた著者の悔しさ、やるせなさもよく伝わり共感を覚えます。
ただ残念なのは全編にわたってホンダの組織批判を展開しておりますが、著者を含めたジャーナリズムの責任についてはほとんど触れられていないことです。
他の読者も書いておられますが、「問題は意識しながら、琢磨で盛り上がるF1人気に水はさせなかった」というくだりは最低ですね。
要するに水をさした記事は売れないし、情報ソースを失いかねずおまんま食い上げになってしまうと言うことなのではないでしょうか。
言い訳がましく、これでは著者の言う贔屓目の報告をする、ミスは誰かのせいにするホンダのスタッフがやってきた事となんら変わらないのでは?
F1ジャーナリストを標榜するならば、著者は遅くとも本書のようなものはSAF1発足時には発表すべきだったのではないでしょうか。
ホンダのF1強硬派が消極派を押さえる為にリークしている情報にまんまとのせられ(あるいは確信犯的にのった)、ホンダを追い込み、社内の迷走に拍車をかけたメディアの責任は、巻末近くの「ホンダの姿を戦時報道によって支えてきた我々メディアの責任も大きいと思う」の一文では済まされないと思います。
多少の不愉快さは感じるものの、「なぜ?」に対するひとつの答えがあり、ホンダファンの方(または「だった」方)にとって1000円は高くないと思いますよ。 うーん・・・ とても興味深い内容ではあるし、一気に読める内容ではあるけれど、なんだか釈然としない事が多いです。
思うに、作者はホンダが嫌いなのでは?
とか思うんですよ。読んでると。
ネガティブに隔たった印象を受けます。
まぁ、F1が好きな方ならばとりあえずお勧めですかね・・ 同感です。 ホンダのF1からの撤退が、ホンダという会社の変節にある、という下りは納得できます。ホンダも大きくなり過ぎ(かといってトヨタ程大きくはなれない)、会社として利益を守ることが優先となったのでしょう。マーケットの大きな米国を最重要視するのは最もですが、ミニバンしか生み出さない会社、アコード、シビックがBMWになれない会社、何か中途半端な会社になってしまったのは昔からのファンとしては残念です。トヨタの傘の元で、スポーツ活動はホンダ、という以外(フェラーリの様に)F1で勝てる道は無さそうです。情熱といっても所詮社内で評価されない限りサラリーマン社員では限界があります。ホンダはもう後戻りできないのでしょうか。 後だしジャンケンは?ですけど、F1への愛は横溢している。 スーパーアグリの存在の危うさ・出自の問題は意識しながら、琢磨で盛り上がる
F1人気に水はさせなかった・・・と筆者は書いてますが、それはジャーナリスト
として言っても書いてもいけないことでは。その時点での発言・報道には責任を
もつべきで、後から実は・・・っていうのは少なくも僕は潔くないと思います。
ただ、その部分を除いては、第3期ホンダF1を全戦フォローするためにフリーランス
になった気概の持ち主であるだけに筆者の並々ならぬF1・ホンダへの思い入れが
行間から伝わってくる入魂の作。愛すればこそ、迷走する「サラリーマン集団」の
チーム運営が歯がゆかったのでしょう・・。
日英の意思疎通不足とか米国ホンダ(アメホン)の反発とか断片的な知識・報道から
何となくイメージしていたホンダ失敗の理由が、本書を読んで一本のタテ糸でしっかり
つながった感じ。F1好きなら絶対楽しめるはずです。
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[ 単行本 ]
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バフェットからの手紙 − 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブル
・ローレンス A カニンガム ・増沢 浩一 ・Lawrence A. Cunningham
【パンローリング】
発売日: 2000-01
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 640円〜
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・ローレンス A カニンガム ・増沢 浩一 ・Lawrence A. Cunningham
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カスタマー平均評価: 4.5
経営や投資をするなら必読 バフェットが書いた長い文章の中で,現時点で日本語で読める唯一のもの.株主宛の膨大な量の手紙をトピックスに分類したりまとめたりしたものとなっております.翻訳に一部難がありますが,元々の内容の良さからしてそれは些細なものと言えましょう.ざっと一気に読むことのできる本であるとともに,少しずつ考えながらじっくりというのが正しい読み方の本であるとも言える.ものすごく勉強になります.
もちろん投資と経営の話が中心なのですが,小手先の技術よりも,賢明な株主の立場を代表する形での誠実な経営とはどのようなものかとか,会社のオーナーがとるべき態度とか,そのようなことを深く学べる文句なしの良書です.他にも財務諸表の裏を読むためのノウハウなんかも色々と説明されていて,素直に決算書を読める人にとっては即効性のある教えも得られることでしょう.例えば,財務諸表に現れる数値や自社株買いなどの行動から定性的な判断を介在させて企業価値を見積もる方法も,真似できるのは一部だけですが,紹介されています.
もう一つ見逃せないのは,誠実ではない経営者や投資関係者に対して,容赦のない批判を説得力をもって浴びせていることです.その一方で,日本のマスコミで金の亡者と言われている行為の一部については,場合によっては正常な行為であることなんかも説明されています. さらなる高みへ・・・・ 経済的土台の無い人が読んだ場合でも、まじめに必要以上欲張らずにって印象で読めるかと思いますので、初心者にも読んで欲しいです。
しかし1番は、知識の土台がある人にです。
お勉強をせっせとして、会計やファイナンス理論やらを学んで、さらに達人、賢者への道を開いてくれるかもしれません。
わかっていな人が、ただ本質は・・・といっても役には立ちませんし、学問的に分かっていても、結局役には立ちません。
レベルの高い人でも、なにか足りない悟りを開いてくれる本になるかもしれません。
どの道でも本当の達人は何か本質的なものが見えると思いますが、まさに、投資・企業・会計などに関しては、バフェットは本質が多分世界中のだれよりも見えていることが実感できます。
レベルの低い人が、会計は実は企業の姿の本質ではないといったところで、基本の会計自体がわかっていないと意味がないですね。
その上の上のレベルでものを言っているお言葉を頑張って、体で感じ取りましょう。 良い本ですが訳にやや難あり 世界一の投資家であると同時に経営者でもあるウォーレン・バフェット氏。
その独特の立場から投資観・企業統治観が綴られている一冊です。
バフェット氏が経営するバークシャー・ハザウェイ社の株主に向けて
毎年のアニュアル・レポートの中で書いている手紙を編纂した文章なので、
他者が書いたいわゆるバフェット本よりも、
氏の経営者としての視点が浮き彫りになっていると思います。
企業買収も市場での株式投資も、同じ長期的な視点に立った見方は、個人投資家も見習うべきだと思います。
問題は訳にやや難ありな点と、文章の背景を知らないと理解しづらい点でしょうか。
意味が不明瞭な箇所や、専門用語の訳が誤っていたりするようです。
英語に自身のある方でしたら、バークシャー・ハザウェイ社HPで公開されている
過去の「会長の手紙」の原文も併せて読まれることをお薦めします。 その通り。 買ったら一生うらない。
その会社の株を買うことはその会社の一部を所有すること。
すばらしい。
この価値観はデイトレードを否定する。
我々は社会に付加価値を生み出すことでしか、いきていけないと思う。 人類の遺産 バフェット本人の言葉で彼の企業経営に対する考え方、哲学がよくわかる。バフェット本の定番という帯のタイトルはあながち嘘ではない。
流行のデイトレードでせっかちに利ざやを稼ぐやり方を効率的なやり方だと信じる人には退屈な本だろう。しかしここには真の「投資」とは何かが書かれている。
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[ 単行本 ]
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ジョージ・ソロス―投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)
・ジョージ ソロス ・山本 正
【日本放送出版協会】
発売日: 2008-01
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 629円〜
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・ジョージ ソロス ・山本 正 ・George Soros
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カスタマー平均評価: 4
慈善家、政治家としてのジョージ・ソロス 世界的に著名な投資家であり慈善家であるジョージ・ソロスの対談が納められている。ボリュームも90ページと少ないのでソロスの本としてはとても読みやすい。内容はソロスの哲学であるオープンソサエティについてのもので、投資に関する記述はほとんど皆無なのでご注意を。
ボリュームも少ないので、細かい部分は他書を読む必要があるが、全体的にはソロスが考えていることがつかみやすく、良書だと思う。
伝説的投資家ジョージ・ソロスの慈善家、政治家としての側面を知ることができる一冊です。 彼は、50歳の頃すでに投資家として成功し、これからどうしていこうか、悩んだそうです。
師と仰ぐカール・ポッパーの教えを思い出し、『開かれた社会』とは何かを考え、
慈善家としての新たな道を歩んでいます。
彼は、国家よりも多額の寄付をしている場合もあるほど、私財を慈善活動に費やしています。
投資、金融の話の中では、垣間見えなかった彼の生い立ち、思想などをもとに、
彼がどういう思いで活動をしているかを少し知ることができるでしょう。 ソロスについての入門書、ただし投資については? 本書の副題は、投資と慈善の哲学となっている。しかし、投資についての記述はほとんど無かったように思える。
ソロスの人となりを理解するには、軽い本書はいいかも知れない。 ジョージ・ソロス慈善の哲学 投資抜きの話ってこと まず、クォンタムファンドの投機家ジョージ・ソロスはほとんど触れていません
それ以降の慈善の道を選んだソロスの話で進みます。
だから投資や投機を期待して読んでしまうと失望してしまいますが
ソロスの慈善の道を選んだ理由あたりも生い立ちから見れば当然の帰結だろうし
ソロスの本当の姿を知るにはこれが正しいとも思えます。
慈善や寄付の考え方で非常に興味深く思えたのが「かつては日本の企業も寄付に熱心だったがバブル崩壊と共に低迷してしまった」と言う問いに対してソロスはキッパリと否定し
「わたしは、企業が行う慈善活動には賛同しません。寄付は、経営者が個人資産のなかからするべき」と返答し
ビル・ゲイツ等の経済界の慈善活動の参加などについても評価する一方で
「しかし同時に、現在のアメリカでは悪い状況も見られます。
・・・格差が広がっている・・・貧富の差が大きくなり、それが拡大している社会は、何かが間違っている
・・・世界中の不幸な人びとの世話を、一部の金持ちの慈善家だけに任せておくわけにはいきません。」
この辺りは目から鱗です。ユダヤ人であるソロスの哲学が見えます。
寄付とは個人が行う気持ちだろうし収入の大小に関わらず自分に出来る範囲で寄付を行ってみると言うことですかね?
改めて言われてみれば当たり前過ぎる話です。
ただ格差についてソロスもそこで「平均的収入の人びとは恩恵を受けていません」とあるように
世界中にいる平均的な人びとは寄付をする余裕がないのが現代社会の現実である
それはつまりは困っている人びとがいてもそこに手を差し伸べる人びとに「ゆとり」がないってことだと思う。
ソロス哲学入門 世界有数の投資家であるソロス氏がどのような気持ちで慈善活動に力を入れているのかを知る上での良い入門書です。薄い本なのでサクッと読めます。
彼の師、カールポッパーによる「科学的手法における反証可能性」「批判的合理主義」「開かれた社会」を信奉し、「人間の安全保障」をテーマに掲げる彼の哲学には共感できます。なにしろ実践している事が素晴らしい。
本書でも触れているポンド危機、アジア通貨危機の際にはソロス氏が暗躍し多大な利益を得たと批判もされますが、彼がやらなくても他の誰かが同じ事をやったまででしょう。むしろ公共心のある彼でまだ良かったのかもしれませんね。
市場原理主義についての彼の哲学も知りたかったのですがあまり触れられておらず他書にあたる必要がありそうです。
日本では極端な資産家は生まれにくいので個人で彼のような活動は難しいですが、それでも彼ぐらいのスケールの世界観を持っている人材が少ないように思われるのは残念ですね。
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[ 単行本 ]
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ジョージ・ソロス不滅の警句
・青柳 孝直
【総合法令出版】
発売日: 2009-04-27
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 598円〜
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・青柳 孝直
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カスタマー平均評価: 1
読みながら激しい怒りを感じました。 ?「市場に参加者がいる」ということは、相手方にとって環境になる。(本誌80ページ)?この言わんとしている意味がお分かりになりますか。これだけでなく、ソロスの不滅の警句とやらの意味と価値がほとんど理解できませんでした。これは一つには直訳しているだけで、意訳をしていないこと、もう一つは言葉というのは文脈のなかで意味をもつものなので、それがまったく解説されていないことによると思います。著者によれば、ソロスの言葉の受け止め方はそれぞれであるのであえて解説はせずとのことだが、本のタイトルから想像した読者の期待を裏切っているとしか言いようがない。10年前に刊行したものの焼き直しのようだが、それを読まない読者には皆目わからない内容であると思います。
また、編集者も怠慢そのもので、誤字が多すぎます。800億ドルを80兆円、300億ドルを30兆円と記述するなど、経済書としてはあきれるばかりです。バクラ・オバマにいたってはあきれてものが言えない。Barackをどう読んでもバクラとは発音しないと思います。もし、ソロス関連で読まれるのであれば、他の著者、他の出版社のものをお勧めします。貴重な時間とお金の無駄遣いに激しい怒りは納まりそうにないため、レビューを書きました。
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[ 単行本 ]
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バリュー投資入門―バフェットを超える割安株選びの極意
・ブルース グリーンウォルド ・ポール ソンキン ・ジャッド カーン ・マイケル ヴァンビーマ
【日本経済新聞社】
発売日: 2002-11
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,625 円(税込)
Amazonポイント: 26 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 594円〜
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・ブルース グリーンウォルド ・ポール ソンキン ・ジャッド カーン ・マイケル ヴァンビーマ ・Bruce Greenwald ・Paul Sonkin ・Judd Kahn ・Michael Van Biema
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カスタマー平均評価: 3.5
バリュー投資の真髄 タイトルの通り、バリュー投資の基本的な考え方を説明しています。
企業の本質価値を資産のバリュー、収益力のバリュー、成長のバリュー、フランチャイズなどの概念を使って解説し、株式時価が本質価値と比較して安全マージンが確保できるかという点にバリュー投資の本質を求め、あくまでも単純な低PER、低PBR銘柄はスクリーニングの手段であり、バリュー投資の本質では決してないということを強く認識させられました。特に資産のバリューの部分で、無形資産も価値評価の対象として考慮すべき旨の記述は新鮮でした。
ただ、第III部がちょっと冗長かも。
読みにくいけど読む価値はある 中身は結構しっかりしているんだけど、かなり読みにくい(縦書きだし…)。「入門」にしては不親切だし、副題は本書の評判を落とすのに貢献してしまっている。
バリュー投資の基本的な考え方が網羅されているという意味では「バリュー投資入門」というタイトル通りであって、実際に読む価値のある本だと思います。得るものはあります。ただ、第二部と第三部のつながりが無いとか用語の説明が不親切(索引もないし…)だとか、気になる点も沢山あります。「一冊の入門書」というよりは「良質な解説記事を集めたもの」として読むべきでしょうね。 入門書? 本書を読めばグラハムの本はいらないかと思い、本書を購入しましたが、用語の定義が無かったり、根拠を説明していなかったりで、理解できないところが多いので、グラハムの本を読んでから読み直すつもりです。入門書にしては小難しい思います。
個人投資家向け?、むしろ機関投資家向け。 最近でこそ、個人でも沢山のデータを取得可能な時代になったが、 それでもまだ十分とは言えないだろう。圧倒的な情報データ量を前提!?としているならば、この本は、 機関投資家で働く人たちが実践可能な基本的事項だと思われる。 もちろん個人投資家においても考え方自体は価値あるものではな か? 書いてあることから派生していく手法、考え方は奥が深いと思う。 機関投資家でプロとして働く方々、一読願いたい・・・ バフェットは超えていない 一見、緻密そうにみえるが、作り方が雑である。 本書の構成は前半で、企業価値、バリューは@資産のバリュー+A収益力のバリュー+B成長のバリューからなると論じ、それぞれの算出方法を示す。 後半では8人のバリュー投資家を登場させ、その投資手法などが書いている。 では、前半と後半はどうつながるのか? 自分たちが論じるフレームワークが正しいというなら、8人の成功している投資家の投資手法の共通点、相違点を示すのが当然だろう。 副題にバフェットを超えると書いてあるが、はっきり言って、超えてないです。図書館で借りる本で、自分で買うまでの本ではないです。
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[ 単行本 ]
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賢人達の投資モデル ― ウォール街の伝説から学べ (ウィザードブックシリーズ)
・ニッキー・ロス ・Nikki Ross
【パンローリング】
発売日: 2001-09-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格:
中古価格: 585円〜
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・ニッキー・ロス ・Nikki Ross
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カスタマー平均評価: 2.5
ここをスタートにして 米国の著名な投資家について、その投資スタイルや経歴などをわかりやすく紹介している。 個々の投資家それぞれについて、投資家自身が書いた著作や紹介本が多数出されているので、この本で興味をもったらそれぞれ他の著作にあたるとよい。私はフィッシャーの本が好きである。深みがないといえばそれまでだが、債券投資のあり方や投資指標についての紹介なども盛り込まれ、入門書としての性格が強い本だと思う。そういう意味では読みやすく、また、ためにもなると思われる。 余り進められない 古今、アメリカ投資達人五人をコンパクトにまとめたとらしいが、全ての人物について、中途半端にまとめられている。どれも、達人たちについて深く学べるものではなく、これを使って投資するのはいかがなものであろうか。投資は御手軽に学べるものではない。 日本にも幾つか彼ら個人の人生、投資戦略両面で詳しく書かれているものがあるので、それらを使い、深い思考を育てた方が良い。
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[ 単行本 ]
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カウンターゲーム ウィザードブックシリーズ
・アンソニー ガレア M ・ウイリアム パタロンIII世 ・中村 正人 ・中村 敏郎 ・Anthony M. Gallea ・William Pattalon ・Jim Rogers ・ジム ロジャーズ
【パンローリング】
発売日: 2001-06-17
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 561円〜
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・アンソニー ガレア M ・ウイリアム パタロンIII世 ・中村 正人 ・中村 敏郎 ・Anthony M. Gallea ・William Pattalon ・Jim Rogers ・ジム ロジャーズ
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カスタマー平均評価: 4.5
需要はあるか? 端的に言えば逆張り、絶不調の時に購入する方法について述べてある本。私好みでした。常に投資をする前に考えている事ですが「今後その産業は必要とされるか?」これって結構大切だよなぁって改めて考えさせられました。生活に不可欠で真っ当な経営やってる会社なら確かにそうそう潰れるもんじゃありませんね。
ps 賢明なる投資家、オニール成長株投資と併読して読むと中々面白いと思います。どん底に最良の投資案件があると私は信じてますが。 ファンダメンタルズ一辺倒 ファンダメンタルズ一辺倒なので、実際に使おうとしてもどこで購入すれば良いか分からない。この方法では、購入してからしばらくは痛い下げに会うだろう。しかし、確かにこの投資法は使えるとは思う。後は、タイミングをどう読むかである。1年で50%下げたとしてもさらに3割下がることは良くあることだから。 絶賛一辺倒に疑問符 逆張り投資法の実践解説書という位置づけの本書。
しかし、前半の四章でオランダのチューリップバブルや1929年の大恐慌など、過去の狂乱の説明…というよりおさらいが為されます。
・構成の大半が引用で賄われている。
・数行ごとに出典が括弧書きで差し込まれている。
・概してこの手の本を読むのは投資法の参考としたいからで、歴史の勉強をしたいのではない。
以上の理由から率直に言ってこの章丸々不必要。よほど上記の出来事の知識がない人でない限り読まなくて良いです。
但し、当時の株価の変遷などを知りたい方は読んでも良いかも知れません。
まぁ普通、それにはそれ専門の書籍があるのでそちらを読むのだろうと思いますけれど。
次に、とかく投資法の指南書にありがちな繰り返しがやはり本書にも多くみられ、大差ないケーススタディの羅列がされています。
また、具体的な手法の説明よりも概念の説明に頁が割かれています。クドイくらいです。
そしてこれが最大の悪評要因になりますが、助詞の抜け落ちを筆頭に脱字が非常に多いです。稚拙に過ぎます。
加えて、「表を参照のこと」などと謳っておきながら肝心の表がないという体たらくが1箇所。
以上は発行から3年後に刷られた二刷での症状です。はっきり言って不良本。買う価値なし。
長々と酷評しましたが、書かれている手法自体は使えないものではありません。
ですので、読もうと考えている人は大きな本屋に寄った際に立ち読みで済ませるのがベターかな。 このやり方自分に合いそうです 短期売買は下手なので このやり方なら、もしかしたらいけるかも?。。 戦術としての逆張り投資 株式投資で利益を上げるためには、様々な方法があります。株が上がっている時に 買っていくのが順張り投資、下がっている時に買うのが逆張り投資です。 どちらの投資法でも財産を築く事はできます。ただしバブルや、暴落などに 対処できるか、日々のトレードでも損失を抑制できるか、等の技術力が必要です。
逆張り投資で損失を被る時は、下げトレンドの初期段階で株を目一杯抱え込み、 追加資金を投入してナンピンしていくパターンが多いです。ITバブル暴落時の IT株でこれをやり、財産を失った人も多いと聞きます。
では逆張り投資で利益を上げていくにはどうすればよいのでしょうか? 著者は投資する銘柄とタイミングが非常に重要であると述べ、自らルールを 定義しています。 1:半値下げ買いルール;過去一年の高値から50%以上株価が下がっている。 2:過去半年以内にインサイダーや著名投資家が購入している 3:PER12倍以下、フリーキャッシュフロー10倍以下、PBR1倍以下、株価売上倍率(PCFR) 10倍以下、のうち2点が適合。(3点以上適合の場合は倒産の危険性あり) 4:25%下げで損切り、50%上昇か3年経過で手仕舞い。
具体的で簡単なルールですね。日本ではPER12倍以下の企業は限られてきたり、 半値以上下がらない株で投資するときは年間の安値を考える必要があるなど、 個人的な微調整は必要だと思いますが、かなり手堅い投資法です。 私はこれにアノマリーと分割買い下がりを加えて投資しています。
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[ ハードカバー ]
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アラビアのバフェット“世界第5位の富豪”アルワリード王子の投資手法 (DVD付) (ウィザードブックシリーズ125)
・リズ・カーン
【パンローリング】
発売日: 2007-08-09
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,795 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 559円〜
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・リズ・カーン
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カスタマー平均評価: 3
投資手法本ではありません 原題は ALWALEED Businessman, Billionaire, Prince です。
著者もそれを意図して執筆したと前書きで述べています。
パンが付けた「投資手法」というタイトルに騙されてはいけません。
彼のような「成功したビジネスマンの伝記」自体を読みたい、
という方が手に取るべきでしょう。 お金と規律 人々がイメージする金持ち像は羽振りがいい、意地悪、才能、運、悪いことをしている、うらやましい存在といったものがあるだろう。
私たちは何かにつけて金持ちが悪いことをしたときのニュースを見ては、「金持ちは悪いことをする人が多い」と思ってしまう。本質的には金を多く持つと、買えるものが増える。貧乏であったときに抱えていた欲望を安易にかなえる事ができるようになって、そのときに哲学や道徳から逸脱し暴走してしまう結果になるということだろう。
この本で注目すべきところの一つは「規律」である。彼は生活のルールに自分で制限(規律)を設け、また神への祈りを1日たりとも欠かさない。そして、自分の生活を窮屈にしてまで規律正しく生きる。つまり、人間は自由に成ればなるほど欲望を優先しがちで、それを自分自身でうまくコントロールすることが金持ちに成ることの資質につながることを体現化している。規律というのは本当に大切で、規律がなければ私たちは本来自分が目指した目標、目的さえ忘れてしまうことになってしまう。私は、「規律」「死んでしまった後の世界(子供、孫が生きている世界)までをも想像した生きるための目標」というのは極めて大切なことだと確信している。だからこそ、私は「人それぞれ」とか「それは君の考えでしょ?」という言葉で自分の目先(自分が生きている間くらいまでの短い人生展望)の幸せや欲望を優先してしまう人が増えてきていることを大変心苦しく思っている。この思考が増えてきたことは間違いなく少子化によって自分の分身(子供)がいない人が多く、自分たちが死んだ後の世界を想像したり考えたりする機会やそういった切迫する事態にまだたどり着いていないことに起因するだろう。
この本を読んで、死後の世界まで考えた未来志向と規律を大切に思う人間が少しでも増えたら良いと思う。 なぜこの分厚い本がかくも廉価なのか? 過日、この本の書評が週刊東洋経済に掲載されていた。
(以下引用)
アルワリードにとってこれまで縁もゆかりもなかった日本でこの分厚い本が1890円という廉価で出版されたのである。王子が率いるキングダム・ホールデイング社の企業戦略の一環であると評者は推測する、、、、
(中略)
この本が中東投資家の雄であるアルワリードの日本へのあいさつ状であるとしたら、日本側はこれに対して積極的に応じる「腹」を今から固めておかなければならない。
(評者 内閣官房内閣参事官 藤 和彦)
(引用終わり)
評者のご職業を見て、余計びっくりしてしまう。
ひょっとして、この先サブプライムでの暴落後(?)にオイルマネーによる日本買い上げが始まるのだろうか?
分厚いので、敬遠していたが、やはりこの本は読まざるを得ないだろうという結論となり、一生懸命読んだが、さして収穫は無かった。あったとすれば、上記の書評の意図が理解できたことであろう。 こんな人だったんだ! アルワリード王子については、
毎年フォーブスの世界の億万長者ランキング上位に
ランクインしているので名前は知っていました。
分類が投資業とはなっていましたが、
サウジの石油業で“濡れ手に粟”なんだろうと思っていたのですが
どうやら大きな勘違いだったようです。
この人、バフェットと同じように
バイ・アンド・ネバーセルで財を成したのですね。
驚きました。
投資の本というよりは人物伝の感じでしたが
興味深かったです(^_^) 人物は興味深いが・・・ 人物については興味深いが、その投資の内容や方法について数字等を伴った上で具体的に紹介や論証がされているわけではなくて、人物評伝的な内容となっているため、投資関連書籍としてはやや期待はずれの内容であった。
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