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ジョージ・ソロス 世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘 (ランダムハウス講談社文庫) バフェットの株主総会 [新版]バフェットの投資原則―世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか 株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法 Taking Nothing for Granted: From Chronic Fatigue to the MCG ゲイツとバフェット 新しい資本主義を語る バフェットとソロス 勝利の投資学 麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ) ジム・ロジャーズ中国の時代
ジョージ・ソロス 世界秩序の崩壊 「自分さえよけ.. バフェットの株主総会 [新版]バフェットの投資原則―.. 株で富を築くバフェットの法則 .. Taking Nothing .. ゲイツとバフェット 新しい資本.. バフェットとソロス 勝利の投資.. 麗しのバフェット銘柄 (ウィザ.. ジム・ロジャーズ中国の時代


ジョージ・ソロス

[ 単行本 ]
ジョージ・ソロス

・ジョージ ソロス
【テレコムスタッフ】
発売日: 1996-03
参考価格: 2,039 円(税込)
販売価格:
中古価格: 902円〜
ジョージ・ソロス
ジョージ ソロス
George Soros
カスタマー平均評価:  4.5
国家とマネーを哲学的に考える良書
 かなり昔に投資や生き方について知りたくて読みました。  ソロスは、第二次世界大戦期にユダヤ人として生まれたこともあって、迫害のため、アメリカに渡ることになります。  迫害を受けるユダヤ人独特の考え方。  「財産は、頭の中にあるんだ」とソロスの父が言ったことを語るソロスこそ、人類のもっとも大切なものは、金銭などではなく、知識であり、生き方を考える哲学だと言うことをよく教えてくれます。  その例として、ソロスがナチスの迫害を逃げていく時に、国によって通貨が変わっていることに対して覚えた、通貨(お金)に対する不信、そして、カール・ポパーの「開かれた社会」への共感。  迫害というぎりぎりの境遇を体験したソロスだからこそ、悟り、語れる哲学を味わってください。
投資家=哲学者としてのソロスとは?
本書を投資のための実用書として読む、というよりも、 人文科学の学術書として読んでみるとどうだろうか? 前半の対談で垣間見られるソロス自身の哲学的視点は、 後半の自選書籍抜粋で、一段と分かりやすく展開されている(はず)。 いわゆる英米現代思想を受け継いだ哲学的構成には、 若干疑問符がつくくだりもないわけではない。 例えば、「開かれた社会」を軸に思考するスタイルは、 まさに、ホワイトヘッドやポパーの路線ではあるものの、 前者に至っては、核兵器独占を説いていたんだし、 その最先端はアメリカの対外姿勢に顕著といえるだろう。 近年話題に上がることも多くなった「再帰性」という概念については、 イギリスの社会学者アンソニー・ギデンス氏他の著書との類似性を示す。 民主主義を「開かれた社会」として捉えたとき、 批判的な視点が常に現行システムを破壊的な危機に陥れる危険性があるため、 こうしたシステムの絶えざる実験―検証を可能とする概念、 それこそが「再帰性」ということになるだろう。 まさにハーバーマス「対話」やデリダ「脱構築」の民主主義に対する考え方にも、 一段と近づく思想であることは言えなくもない。 投資家であるソロスの言葉に従えば、 金融市場のそもそも不安定性と それを管理する大役を担う金融当局の不完全性があるため、 安定性を供給する責務が後者にはあり、 再帰性概念がまさに試されているのである。
饒舌なソロス
 一頃ほど話題にはならない彼だが、クォンタム・ファンドを率いる(今でも?)ジョージ・ソロスは、次のように語っている。

 「私もほとんどの場合はトレンドに追随する。ただし(…)いつ「転換点」がやってくるかは、いつも警戒している。一般に信じられているのは「市場は常に正しい」という考え方だ。だが、私の立場はそれとは正反対だ。私は「市場は常に誤る」という前提で行動する(…)私はトレンドが消滅する密かな兆候を見逃さないように警戒している。その兆候が見られると、(…)言い換えれば、トレンドが過熱しすぎていると思うと、トレンドに逆行する道を探りはじめるんだ。たいていの場合、トレンドに逆らう動きをすると痛手を被る。それが儲けにつながるのは、市場が転換点に達した場合だけなんだ」(p.21-22.)

 グローバル化が「すべてを市場へ」というトレンドの深化だと考える者にとっては意外かもしれない。だが、多分ソロスにいわせれば、そうした者こそ仕掛けられる側という役割を演じることになるのだろう。ソロスは、トレンドの危機=転換点を可能な限り活用する。我々は、こうした場へと今後一層さらされていき、かつて経験したことのない危機を経験することになるのだろうか。


世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘 (ランダムハウス講談社文庫)

[ 文庫 ]
世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘 (ランダムハウス講談社文庫)

・ジョージ ソロス
【ランダムハウス講談社】
発売日: 2009-02-10
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 903 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 890円〜
世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘 (ランダムハウス講談社文庫)
ジョージ ソロス
カスタマー平均評価:   0

バフェットの株主総会

[ 単行本 ]
バフェットの株主総会

・ジェフ・マシューズ ・Jeff Matthews
【エクスナレッジ】
発売日: 2009-01-23
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 843円〜
バフェットの株主総会 ※一部大型商品を除く
ジェフ・マシューズ
Jeff Matthews
カスタマー平均評価:  4.5
他のバフェット本では知りえなかった問題点を浮き彫りに
他の企業では類を見ないほどの規模と人気を誇るようになった 「世界一の投資家」ウォーレン・バフェット氏率いる 投資持ち会社バークシャー・ハサウェイの主総会。 過去のバフェット本ではあまりスポットライトが当てられてこなかった 同社の主総会の様子を、 著者自らが参加した2007年と2008年の総会の体験を 臨場感そのままに描き出しています。 バークシャーの総会名物となっている質疑応答セッションで 主からの質問に会長のバフェット氏と副会長のマンガー氏が答えていく様子を まるでその場で聞いているかのように楽しめる構成になっています。 また読み物として楽しめるだけでなく、 これまでのバフェット本ではあまり取り上げられてこなかった バークシャーの抱える問題にも疑問を投げかけています。 かつてバフェット氏自身が主への手紙の中で、 「他の主総会とは違い、つまらない質問や自己中心的な批判などは いまだ経験したことがありません。 出される質問はビジネスに関する多岐にわたる思慮深いものばかりです」 と評した同社の主総会は、 いまやバフェット氏見たさや、同氏に教えを授かりたい者達の集まりになっていて、 同社の事業に関する質問は著者が参加した2年間でも数えるほどしか出なかったといいます。 また、バークシャーのかつて高い収益を誇っていた子会社の中には 成長を遂げられず逆に時代の変化とともに衰退していったものも多くあり、 バークシャーが子会社から収益を吸い上げすぎているのでは、といった懸念や、 バークシャーがあまりにもバフェット氏に依存している現状から、 同氏が去った後の同社の行く末にも懸念を投げかけています。 バフェット氏とバークシャーの良い点を褒めちぎるばかりではなく、 負の側面にも光を当てて問題提起したという意味では、 数あるバフェット本の中でも高評価に値すると思いました。
2009年の株主総会は???
「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏率いる バークシャー・ハサウェイ社の2007年と2008年に行われた 主総会の様子を実況中継のように描いた読物です。 5時間に及ぶ主総会の質疑応答の模様だけでなく 主総会が開かれる週のオマハの様子、会場の雰囲気 主総会に併せて行われるイベントなど まさにその場の様子が伝わってきます。 正直、目茶苦茶おもろいです。 2008年はサブプライムの影響が出始めている状態でしたが、 2008年の主総会以降でさらに影響はおきくなっており、 バークシャー・ハサウェイ社の価もご多分に漏れない状況です。 さて、本書の続きとなる今年(2009年)の主総会と バフェットとチャーリーの様子が見てみたい。 バフェットに言わせれば、今は絶好の投資機会なのでしょうけど・・・。
バークシャーハサウェイを知る
バフェットに関する本を数冊読みましたが、彼の運営するバークシャーハサウェイについてのイメージはなかなか得ることが出来ませんでした。 この本では、年に1回開かれるバークシャー・ハサウェイ主総会を丁寧に描いています。かなり臨場感があり、自分も会場にいてバフェットとマンガーの二人がやり取りしている様子が目に浮かぶようです。著者のブログにいくと会場の写真も見られたはず。自分も行きたいと思っていましたが、この本を読むことでまさに参加した以上のものを得られたように思います。 もともとはブログへの投稿から出版となったものですので、客観性とか裏づけについてはどこまで取られているのか不明。ブログの旅行記を読むような感覚で読むことをお勧めします。そうはいいながら、かなりの部分著者の解釈・意見には納得。 バフェット、バークシャーを知りたい人には必読の書です。 p.s. どなたかも書かれていましたが、翻訳もいいですね。とても読みやすい。
世界一の富豪の実像
わずか一代でビル・ゲイツを凌ぐ世界一の富豪となった”究極のバリュー投資家”ウォーレン・バフェット氏が経営する投資会社の主総会実録。  400ページに及ぶ大書だが、翻訳も良く、すらすら気楽に読める。 単なる”バフェット称賛”だけでなく、批判的なコメントもあり、バランスが取れている本。
バフェットとバークシャーの本質に迫る一冊
全世界から3万人もの人が集まる主総会。日本からは参加するのも難しく、その内実を知る人は少数であろう。しかし、この本では、著者が参加した07年と08年のバークシャーの主総会が克明に描かれている。 そこで交わされる主からの質問とバフェット、マンガーによる返答。また、主総会に集まる人々の熱気や雰囲気などがリアルに書かれているので、その世界に引き込まれずにはいられなかった。 この本では最高投資責任者としてのバフェットとともに最高経営責任者としてのバフェットの姿も多く描かれている。そして、他のバフェット本と大きく違う点は、相棒であるチャーリー・マンガーに関する記述が多いこと。そして、バフェット(バークシャー)の矛盾点、今後の問題などについて書かれている点である。 総合的に見て、今まで知ることができなかったバフェットとバークシャーの一面を知ることができる良書であることは間違いない。そして、私もこのバフェットとマンガーによる主総会というパーティーに参加したくなった。

[新版]バフェットの投資原則―世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか

[ 単行本 ]
[新版]バフェットの投資原則―世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか

・ジャネット・ロウ
【ダイヤモンド社】
発売日: 2008-08-22
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 842円〜
[新版]バフェットの投資原則―世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか ※一部大型商品を除く
ジャネット・ロウ
カスタマー平均評価:  4
今ですよ、この本を読むなら
バフェットの様々な事柄に対する発言や、周りの人々のバフェットに対する発言を集めた本 それらを通して、世界有数の大金持ちである彼の思考が見えてくる 全てが投資に関する発言・事柄だけでなく、読み終わる頃には多くの人が「オマハの賢人」のファンになっているのではないかと思われる内容 とはいえ、この本を手にする人の多くは彼の投資に対する手法に興味があるはず その点はご安心を 具体的な式や数字はほとんど出てこないが、彼の投資に対する姿勢に内容の多くが割かれており十分理解できるはず しかも、割安を購入し保有し続ける彼と同じスタイルの投資を始めるには、サブプライムローン問題から始まった今の混乱は絶好のチャンス 賢人の知恵を1600円(税別)で拝借し、この絶妙のタイミングで早速我々も行動に移そうではないか
笑える内容もあります
P84「私が逃した魚のなかで最も大きかったのは、たぶんフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)でしょう。」・・・つまり運も実力のうちと言うことなのでしょう。

株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法

[ 単行本 ]
株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法

・ロバート・G・ハグストローム
【ダイヤモンド社】
発売日: 2005-09-15
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 820円〜
株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法 ※一部大型商品を除く
ロバート・G・ハグストローム
カスタマー平均評価:  4
成功者の考え方は重要なヒントになる
で巨万の富を築いたバフェットの投資法則。 バリュー投資、フォーカス投資などの考え方について、詳述してある。 大半は、どこにどういう理由でいくら投じていくら利益を得たか、といった内容で、ところどころにエッセンスが隠れている感じ。その部分は重要で心に留めておきたい。 いわゆる太線部分(自分で読みながら探すわけだけど)以外の具体例部分は、斜め読みでよいのではないか。
長期投資をするなら
言わずと知れた世界ナンバー1投資家、バフェット氏の投資手法の原則をまとめた一冊。 彼の投資経験から、彼が購入した各銘柄についての分析、そして彼の投資手法の核心ともいえる配当割引モデルについての算出方法についてまで、例をあげて具体的に示されている。現代のビジネススクールでも、氏が批判するCAPMの問題点についても講義の対象になっており、同氏が実践する配当割引モデルについて学ぶことはもはや常識になっている。要するに、現在と将来の企業価値を的確に把握するために、アニュアルレポート等から徹底的にリサーチを行い、現在価値に適切に割り戻すための手法を得て、本来の企業価値より大幅に割安になっている企業を買う、というものである。長期的に市場をアウトパフォームし続けることができたのは、徹底的なリサーチと、それを企業価値に的確に反映させる手法、そして買い時が来るまでいつまでも気長に待ち続け、相場に惑わされることのない強靭な精神力のなせる技なのであろう。 著者があとがきで、どのようにバフェット氏の投資手法を実践したかが書かれており、これも興味深い。
なんだか読みにくい
 内容はまあまあ盛り沢山でよいのですが、全体にまとまりに欠ける気がします。  他のバフェット本は箇条書きや章ごとのまとめなどが用意されており体系だっているものが多いのですが、なんだかダラダラと文章が並んでいる印象を受けました。  確かに網掛け部分や太字など書式は分けられているのですが、他のバフェット本を先に読むと「うっ!読みづらい」となってしまいました。  内容は良かったので残念です。
投資の天才、とてもまねできない。
健全な企業のを割安で購入し、長期にもっておく、 というバフェット哲学がちりばめられた本。 でも価の上がり下がりに一喜一憂するのもそれはそれで 楽しい日々とは思うのですが。

Taking Nothing for Granted: From Chronic Fatigue to the MCG

[ ペーパーバック ]
Taking Nothing for Granted: From Chronic Fatigue to the MCG

・Alastair Lynch ・Peter Blucher
【HarperCollins Publishers (Australia) Pty Ltd】
発売日: 2005-07-27
参考価格: オープン価格
販売価格:
中古価格: 825円〜
Taking Nothing for Granted: From Chronic Fatigue to the MCG
Alastair Lynch
Peter Blucher
カスタマー平均評価:   0

ゲイツとバフェット 新しい資本主義を語る

[ 単行本 ]
ゲイツとバフェット 新しい資本主義を語る

・マイケル・キンズレー
【徳間書店】
発売日: 2009-04-17
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 800円〜
ゲイツとバフェット 新しい資本主義を語る ※一部大型商品を除く
マイケル・キンズレー
カスタマー平均評価:  3.5
面白いです
別に著者のまわしものではないですが、面白いです。 他の方が書かれているように、 この本はゲイツやバフェットだけでなく、 総勢39人(だと思う)の人が思い思いに 創造的資本主義(≒ポスト資本主義)について語っています。 本の中に回答はありません。 ただ、ヒントはたくさんあると感じました。 結局のところ、こういった資本主義が カバーできていない問題というのは、 哲学上の問題も含んできていて (多くの場合) ・儲けるだけでは満足できない慈悲深い人間 ・でも、他人よりは儲けたいと思う人間 ・さらに生存競争に勝たなければいけない人間 という矛盾したところを あーでもないこーでもないと 語りながら進むしかないのかなぁと思わされます。 そんな矛盾に対する賛否両論が 39人により繰り広げられている本です。 じゃぁ、自分がどの道を選択すべきか? これは、とても難問なわけですが・・・ そんな難問のヒントを与えてくれる本だと思いました。 少なくとも私にとっては面白かったです。
ウォーレンバフェットの話はほとんどなし
拍子にビルゲイツとウォーレンバフェットの写真が載っているので、本書全体が2人の対談なのだと早とちりして購入してしたまった。ところが実際には40人程度の人々の寄稿を集めたものであり、私が興味を持っていはウォーレンバフェットの話は当然40分の1のボリューム。内容としては、富が一部の人々に集中してしまう現在の資本主義の問題点をどのように修正していくべきかというもの。旧来の資本主義の恩恵で富を築いた人が、そのルールはよくないのでルールを変えましょうという内容とも取れる内容。非常につまらない本でした。
ゲイツのページは13ページしかないじゃないか! 
ビル・ゲイツがダヴォス会議で提唱した「創造的資本主義」(クリエイティブ・キャピタリズム)を論じた本である。創造的資本主義とは一体何なのか、定義は定かではないが、利益追求という資本主義の原則を活かしつつ、他人への思いやりを備えた混合型システムであって、政府・企業・非営利団体が協力して、貧しい国々を支援する体制のことのようだ。 冒頭で紹介されるゲイツのスピーチは13ページしかない。その後に続く、バフェットとの対談も16ページで、しかもその主要な内容はゲイツがしゃべっている。その後の250ページは、大学教授や専門家による寄稿が続き、ゲイツのアイデアに対する反対意見や、実現可能性等を様々な観点から論じている。 これまで資本主義は、利益のあくなき追求により、環境を破壊し、一方で先進国に利する形で発展してきた。創造的資本主義は、これらの不平等や不均衡を緩和しようとする試みだという。貧困の撲滅は、先進国に生きる我々の使命だと思うが、この本の中で提案される「企業からの寄付金」や、「貧しい人々のためになる活動へ企業を参加させるインセンティブ」という手段は、いくら専門家の意見を読んでも、「想像的」資本主義にしか思えない。とはいえ、少なくともこの本を読めば、この問題についての専門家になった気分にさせてくれる。

バフェットとソロス 勝利の投資学

[ 単行本 ]
バフェットとソロス 勝利の投資学

・マーク・ティアー
【ダイヤモンド社】
発売日: 2005-09-29
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 776円〜
バフェットとソロス 勝利の投資学 ※一部大型商品を除く
マーク・ティアー
カスタマー平均評価:  4.5
あやかりたいね、バフェットとソロス
「投資の達人は利益ではなく、利益に必然的に結びつく尺度に注目する。それが投資基準だ」。「成功する投資家は誰でも投資を行った時には既にどうなれば利益や損が出るか知っている。そして達人は常に投資対象のその後の展開を自分の基準に照らして監視しているので、いつ手仕舞うべきかを知っている」。 バフェットとソロスは、投資の世界に関心のある方なら誰でも知っているビッグネームである。しかし、2人のタイプや投資手法は大きく異なる。今まで、その2人を個別に取り上げた著作は既にたくさんあった。しかし本書はその2人をあえて比較対照しながら分析することから、巨万の富を稼ぎ出す超一流の投資家に共通する特性と法則を導き出そうとする野心的な目的を持った著作である。そして、それはある程度成功しているように思う。 その結果、著者は「投資をやれば簡単に金持ちになれる、特別な訓練も修行も必要ないという神話」は間違いであることを断言する。結局、修行が必要であり、バフェットとソロスはそれを潜り抜けてきた人物であり、ちゃんと身に着けるべき習慣や共通する姿勢があるのだということをポイントに分けてわれわれに示している。 難解な本ではないものの、たとえばイチローと松井秀を比べてそこから何かを学ぼうとするなら野球の基礎知識が必要になるように、本書を理解して役立てるには一定レベルの式投資の基礎知識を持っていることは大切であると考える。実際に何度か投資で痛い目に遭ったことのある方であれば、自らの体験と重ね合わせながら本書から引き出せる教訓がひとつか二つはあるのではないかと思う。
よくあるタイプの初心者本
投資の本には二通りあります。2,000円以下で比較的リーズナブルな値段でやさしく書かれた初心者本と、それ以外の本です。この本は前者です。 そして、初心者本にも二通りあります。「投資は簡単ですよみんな凄い儲けてますよ。さあみなさんも投資をやりましょうよ!」と初心者を煽って相場に参加させるために書かれた本と、「投資は難しい・・・。投資をなめちゃいけない。セミナーや業者の言ってることは嘘ばっかりだ。でも、俺(著者)が全部教えてやるから安心しろよ」という本。この本は、後者です。 普通、巷に溢れている本は↑の例で行くと、前者と前者のタイプのものが多いんですが、ここ最近は前者と後者のタイプのものも増えてきています。もう、前者と前者のタイプの本では、ネットで情報が氾濫してる今となっては素人ちゃんらを釣れなくなってきてるんでしょうw 前者と後者のタイプの本では面白い特徴がいくつかあります。 ・結構名前の知れた偉大な投資家の逸話なんかが出てくる ・偉大な投資家にダメ出しをしている(あたかもその投資家より著者のほうがランクの上のような感じを出すことに成功w) ・システムを売ってる業者や証券関係の人やお金を取ってセミナーを開いてる人たちにダメ出しをしている(著者自身も金とってセミナー開いて、本を販売してるのにww) ・読者をその気にさせる論理展開(誰でもビッグになれそうな期待をもたせることに成功w) ・その気にさせて、投資の難しさを語る ・でも意外に、投資で儲けることは単純でシンプルな方法があればいいんだと語る ・やたらと精神論を語る ・不動産で利益を上げてる友人、スポーツクラブで知り合った友人、凄腕の弁護士なんかが出てくるw(本業は順調なんだけど投資で失敗している人の例として挙げられるている場合がおおいw) ・たまに結構いいことが書かれてるw ・具体的方法はほとんど書かれていないw ・どっか別の本で読んだ内容のコピーが多いw(結構有名な本からのコピー。歌で言えばサビのような部分がコピーされてるw) ・やたらとテニスやらサッカーやらバスケやら自動車の運転やら、日常的な事柄での例えが多いw この本は、なんたらローリングのゾー○とか魔術○シリーズ(おススメできない本ww)、日○のデイトレードからの抜粋が多いっすね。 投資についてあまりよく知らない人なら読んでもいいかもしれないけど、ある程度の知識がある人は読む必要はないと思う。なんたらローリングの高い本よりかはだいぶましな内容ではあるんですがw
スタンスの確認
 投資・投機の2大人物をメインに置きながら実力派人物の発言をちりばめながら、「継続的」に利益を上げている人物の共通点について述べている本。  投資と投機、両行為を容認しているのが印象的です。元々人には長所短所があり、トレーダー向きの人物に長期投資を押し付けるのではなく、リスクをコントロールするアイディアを提案しているのが印象的です。(その逆もしかり)  定期的に読み返し、自分の投資スタンスがどの程度、明確なのか点検・補強を行ってゆきたいです。 ps 本書を読んで、私は投資という方法に関心が持てない。本業・副業・趣味を磨きたいと思ったらそうした方が幸せだと思います。無理に投資にこだわる必要がないと気付かされます。  その上で頭では投資の必要性を感じているのならば投資信託というのも一つの選択かと。信託を選ぶ上で有効な指針になると思います。(本書の考え方そのものに有効性を感じると思いますが・・・)
面白い
長い。だけど、めちゃめちゃ面白い上に読みやすい。 訳書は、一文が長くなる傾向があるんだけど、そういうのが少ない。 全ては、23の習慣に集約される。 金と時間を最も自分のものにするための考え方が書いてあると感じた。 本書とは、関係ないが、バフェットは2006年に3?4兆円の寄付を行った。 最後には、人々の信頼をも自分のものにしてしまいました。
投資を甘く考えている人は読むべからず
他のレビュアーの方の評価が非常に高いことから、ついつい手を伸ばしてみたのが、この本です。結果ですが、その期待は全く裏切れませんでした。星5つでも足りないくらいの良書と言えます。 ただし、気を付けなければならない点が一つあります。投資の初心者がこの本を読んでも決してその価値が分からないだろうと思われることです。(逆に言えば、この本の価値の分かる人は、投資においてはそれなりのベテランであると思います。) 実際に著者は、バフェットもソロスも、何十年の経験を積んだ上で、達人レベルにまで到達したことを強調しています。その反面、「負け犬」の定義の一つとして、「修行を積む必要があるのだと分かっていない」ことを挙げています。 考えてもみてほしいのですが、スポーツでも何でも、練習を開始した日からプロとして活躍する人などいるはずもないわけです。どんな分野であれ、それなりの修行の期間を経て、しかも、他の人の何倍、何十倍もの密度の修行を経て、プロと呼ばれる域に達するわけです。 投資を甘く考えている人には、この本を読むメリットは全くありません。

麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ)

[ 単行本 ]
麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ)

・メアリー・バフェット
【パンローリング】
発売日: 2007-03-15
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 769円〜
麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ) ※一部大型商品を除く
メアリー・バフェット
カスタマー平均評価:  4.5
選別的逆張り投資の教科書
バフェットの投資法を体系的に学習できる逸品となっています。 バフェットが投資に際して、注目したといわれる項目ができる限り詳しく解説されている。 そして、最後の「第20章 バフェット流投資法のワークシート」 では、それを実際に生かすための確認項目が簡潔にまとめられている。 また、姉妹本ともいえる『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』では計算手法や思考 法に重点が置かれているので、併用することで真価を発揮すると思います。 彼曰く「この世で最も難しいことは辛抱強く待つことである。」だそうだ。 待つ間、これらの本を手にとってみてはいかがでしょう? 『麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ 116)』 『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』
バフェットが過去と現在に投資している 52銘柄が見れる!
バフェットがどんな銘柄をいつ、いくらで取得し、その結果のリターンは どれくらいだったかがわかります。 これだけでも見る価値があります。   バフェットの投資手法は ・10年後の予想利益と価が出せるくらい、安定して利益が伸びてきている企業。 ・競合相手が存在しないくらい強い企業、または競合相手がいても、差別化ができてる企業。 ・10年後を見通せるくらい、持続的な競争力を持っている企業。 ・これらの企業のPERが、悪材料で売り込まれて割安になったときに買う。 といったところでしょうか。これらを実践するには、相当な忍耐力とフォローが必要に なります。
バフェットを知るはじめの一歩に
グレアムの割安投資を理解したうえで成長投資を学ぶのならば読みやすいしベストの一冊と言えるでしょう。 内容的にもあまり詰め込み過ぎていないのでバフェットを知るにはバフェット入門と同様にオススメできます。 いくつか気になる点のひとつにP.128からROTC(総資本利益率)の説明に入りますが 純利益÷総資本 をROTCと呼ぶが 総資本=総資産と金額としてはバランスされるはずだから ROTC=ROA になるだろうしROAの方がメジャーな指標だからこちらを用いるべきだと思う。 もしかしたら 総資本=純資産+有利子負債 なのかも知れないがこの本ではそこまでの説明は省かれているので推測するしか手がないのである。(おそらく読む限りではこの計算式が正しい) そして本文ではH&Rブロック社を何度か分析されているが数値としては絶対にROEより分母の純資産に有利子負債を加えたROTCが高い数値を出すのは不可能であって ROE≧ROTC なはずであるがP.266?P.267の利益率推移では1990年に数値が逆転しROTC>ROEである。 ここは疑問が残ります。 それとP.252のバークシャーの予想価ワークシートでは文中と表のBPSのところがPBRになっています。 あきらかなミスプリントなので初版を持っている人は確認してツッコミを入れましょう(笑) この本だけではオーナー収益などのバフェット流投資手法は公開されてはいない が十分な価値のある良書であることに間違いないでしょう。
新たな発見のあるバフェット本
バフェットの本は数多く出ていますが、多くは彼の歩んできた歴史や 銘柄選択方法、分析のやり方といった内容が多いです。 「少しでもバフェットのまねをして彼に近づけないか」という点が 多くの本の根底にあるようです。本書は例外とは言いませんが、 若干毛色が違っています。 まず、「第15章 保有を天井圏で売却するバフェットの手法」です。 普通の本は「の買い方、買いの条件」ばかりでどこで売却するかなどは あまり触れられていないようです。私自身、バフェットは一度買ったを 売らないものだと勘違いしていました。 さらに驚いたのは、「第17章 バフェットの式アービトラージ」です。 バフェットがアービトラージなどやるとは想像もしていませんでした。 (ただし、この章の解説は物足りない) こうした点から、今までにないバフェット像を知ることができ、投資の際の 参考材料となりそうです。
何度も読み返す価値のある本
『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』から一歩踏み込んだものになっています。 『銘柄選択術』を読んでから読んだほうが良いかもしれません。 身内だけあって、バフェットがどのような視点でどのように投資したのか具体的に書かれており、他の類似本とは一線を画しています。 個人投資家がどう投資すべきか解りやすく解説されていますし、何度も読み返す価値のある本です。

ジム・ロジャーズ中国の時代

[ ハードカバー ]
ジム・ロジャーズ中国の時代

・ジム ロジャーズ
【日本経済新聞出版社】
発売日: 2008-06-14
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
 Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 644円〜
ジム・ロジャーズ中国の時代 ※一部大型商品を除く
ジム ロジャーズ
カスタマー平均評価:  3.5
信じるかどうかは?
2008年のサブプライムローンの後で、中国の存在感はさらに強くなった。 今まで以上に世界経済の牽引役としての期待が高い。 著者が見たように、先進国と異なり、まだまだフロンティアが残っている ように見えること、人々が勤勉に働くこと。 戦後の一時期の日本もそうだったのだと思うが、確かに期待出来る面はあ ると思う。 しかし、やはりほかの方も書いているが、どうしても日本から見ると、 一党独裁や国内の格差、環境、医療・福祉など、このまま順調にいくと は思えない状況が多すぎる。さらに、中国が出してくる情報が正確なの かどうかわからない。 さらに日本と違うのは人口が多いことで、世界の1/5の人口が、かつて の日本のような成長を遂げるのは、難しいように思う。 まあ、順調ではないかもしれないが、成長率と言う面で言えば、先進国より は期待出来るのは事実。しかし、上に述べたような理由で、著者のように 無邪気に投資したいとは思わない。
ジム・ロジャーズ節全開
オリジナルは2007年リリース。邦訳は2008年6月13日リリース。ジム・ロジャーズと言えば中国という連想すらある氏が余すことなく私信を述べた待望の一冊だ。原題は『A Bull in China』。ある程度投資に詳しい方はお分かりだろうが、『Bull』と言うのは『強気』を意味する。つまり、(周知の事実だが・・・)ジム・ロジャーズは中国に強気なのだ。 ジム・ロジャーズ節全開で、幾多の中国の諺が登場しつつ、持論を論理的に解説してくれているわけだが、やはり『百聞は一見にしかず』なのだろう。ジム・ロジャーズのように世界を徹底的に『見てきた』奴は、絶対に強い。逆に言えば見もしていないものを予測するなどというのが、既に勝てない原因なのだ、とも思う。ジム・ロジャーズは中国に問題がない、と言っているわけではなく、むしろ問題は山ほどある、と言っている。逆に言えばその問題があることが投資対象として魅力的なのだ、と言っているように取れる。矛盾だらけの集合体のような中国をタイミングよく料理してみせる、と言っているように感じられる。 読んでいて、『グローバルな視点』というのがホントはどういうモノなのかを考えさせられる。フツーに毎日世界で起こっているニュースを読んでいる、などというのはとてもグローバルではないのは当然だが、フツーの人なら絶対に踏み込まないような地球の隅々まで、バイクで走り、その上そこでの体感に時系列的な数値が加わって『モノ』の動きをとらまえる。ほんとに地球の動きを丸ごと余すことなく知っていたい、という気持ちを感じる。
善くも悪くもつぎは中国の世紀です。
ジム・ロジャーズは確かに中国に楽観的だ。 中国は混沌の中にある。江戸時代と六本木ヒルズを一緒くたにして何百倍にしたような国が、日本の隣にある。これが現実だ。 しかし、好きだろうが嫌いだろうが、これからは中国を相手にしなければ日本は生きてゆけない。 そのためには、中国と中国人をよく知ることだ。国家よりも自分と家族を大事にするのも中国人なら、残留孤児を命かけて育ててくれたのも中国人だ。 中国人は、日本人の何万倍も苦労してきている。今も生きるのに必死だと思う。日本人もこれから相当頑張らなくては中国にたちまち負けてしまうだろう。
全部真に受ける必要はないけど、ここまで走破してみたい
今、中国ビジネスに関わっており、各地を放浪しています。北京、上海、遼寧省、山東省、内モンゴル自治区、甘粛省、江蘇省、浙江省、河北省あたりには行きました。中国の深いところは、上海のような超近代的都市がある一方、未だおばあさんが川で洗濯している光景が共存しているところで、将来の中国の可能性を知るには、彼くらいバイクで走破しないといけないかもしれません。 題名の中国の時代ですが、確かに中国の時代になる予兆はありますが(というかアメリカがコケた結果、浮かび上がった感じもありますが)、こと、式投資という観点では、決してうまくいかないと思っていますので、本書を真に受けず、しっかりと中国をしるべきだと思います。ただ、僕も元ライダーなので、なんか羨ましいと思ったので★5個にしました 中国の新興企業には様々ありますが、なんていうか活気と熱気は日本では得られない物が多かったです、一方、中国、共産党国家故に、「こんなの、ありえね?」と言いたくなるような悲惨な目にもあいました。とにかく大変な国ですが、なんていうか面白い国でもあると思います 本書はあくまでも、そのガイドラインであり、地球の歩き方程度として見る分には良いかと思います
中国株に対する魅力は伝わるが・・・
ジム・ロジャーズ氏の中国好きは有名で、中国投資家にとっては非常に心強い。 長期的な視点で見ると成長性に溢れ、魅力的な国に違いなく、私が中国に投資 する理由もまさにそこが理由なのだが、ジム・ロジャーズ氏の「長期」は数十年 単位。自分が儲けるための投資ではなく、娘に資産を残してあげることが目的で、 具体的な投資の参考と考えるなら、本書は余り参考にはならないだろう。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク