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[ 単行本 ]
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株式・債券投資の実証的分析
・川北英隆
【中央経済社】
発売日: 2008-08-22
参考価格: 3,570 円(税込)
販売価格: 3,570 円(税込)
Amazonポイント: 35 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,422円〜
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・川北英隆
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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投資家のための金融マーケット予測ハンドブック
・住友信託銀行マーケット資金事業部門
【日本放送出版協会】
発売日: 2009-02
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 2,415 円(税込)
Amazonポイント: 24 pt
( 在庫あり。 )
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・住友信託銀行マーケット資金事業部門
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カスタマー平均評価: 4.5
金融マーケットの見方を学べる一冊 株・金利・為替など、金融マーケットがどのような
要因で動くのか?について、国別や世界全体など、
いろいろな見方からマーケット動向分析の基礎的
知識を学習できる一冊。
各国のどの指標が何にどう影響するのか?、政治の
情勢や企業の活動が金融マーケットにどう影響する
のか?、を体系的に学べる教科書。
投資や金融に関わる際にもっておきたい一冊。 やっと出た最新版 確か第3版が出たのが2006年で、最近の激動の金融情勢の中で、
改定が待たれていた。サブプライム問題、リーマンショック後の
世界的な世界経済の悪化や株価急落の中でリアルタイムで更新された
印象だ。
幅広く網羅されていて、「何かをちょっと調べたい」時などにも
非常に重宝する。読み物としても、辞書的な使い方としても役立つ良書だ。
「TEDスプレッド」など結構マニアックなことも掲載されていて使える本だ。
中には「もっと詳しい説明が欲しい」という部分もあるし、原油の価格に
EIAでなくAPIの統計と重ねるなど改善点はあるものの、値段も良心的で
★5つとしたい。
マクロ経済指標の概要をサラッと掴むのに最適 金利・為替といった金融市場の分析に必要な基礎知識が上手くまとめられている良書。国内外の経済・金融統計の見方から、過去の金融政策や為替政策の動向分析までコンパクトかつ幅広くまとめられている。また米国・欧州など海外の景気指標に関する記述も厚く、海外関連だけでページ数の半分を占めるほど。個人的には、経済指標の解説で「公表元」「公表頻度」「他の指標との相関」がキチンと網羅されている点が使い勝手が良い。うろ覚えな際にサラッと概要を把握するのに最適この上なく、手元にあると何かと重宝する一冊。
第4版では、コラムにサブプライムローンやリーマンショックといった直近のトピックが網羅されているものの、本書のメインコンテンツである統計解説についてはさほど大きな変化はない。前版の所持者が敢えて買い替えに走る必然性は薄い気もするが、そこは好みによる。
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[ 単行本 ]
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投資見聞録~精鋭たちの“生”の言葉を聞く~ (投資家探訪シリーズ)
・川崎 さちえ ・新田 ヒカル
【パンローリング】
発売日: 2009-05-15
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 2,415 円(税込)
Amazonポイント: 24 pt
( 在庫あり。 )
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・川崎 さちえ ・新田 ヒカル
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カスタマー平均評価: 4
意外に役に立った 「どうせちょっと成功したカリスマ何とかのたわごとの寄せ集め」だろうと思ったが違った。
インタビュー形式で投資家やトレーダーを紹介しているが、結構引き込まれた。
紹介されている人たちはある程度の成功を収めるだけあって、
言っていることは筋が通っている。
細かなトレードのストラテジーやノウハウは明かされてないが(当たり前だが)、
「なるほどな?」と感じさせるキラリと光る発言が結構あった。
個人的には「女相場師」いちのみやあいこ氏の部分がもっとも参考になった。
「恨みのパワーとはすごい反動力があるので自分も回りの人も幸せにしない」の
ところでは、相場には直接関係ないものの「自分がそんなんじゃないか」と
考えさせられた。反省。
読んでいえて共感できる部分や、「こう改めなきゃいけない」といったことを
感じさせてくれる1冊となった。
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[ 単行本 ]
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上がる株のメニュー―続・週足チャートで儲ける法
・彦谷 直児
【同友館】
発売日: 1988-07
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格:
中古価格: 2,400円〜
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・彦谷 直児
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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勝者のポートフォリオ運用―投資政策からオルタナティブ投資まで
・デイビッド スエンセン
【金融財政事情研究会】
発売日: 2003-05
参考価格: 5,000 円(税込)
販売価格:
中古価格: 2,400円〜
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・デイビッド スエンセン ・David F. Swensen
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カスタマー平均評価: 4.5
寄贈基金の運用と代替運用の重要性 本書は、全米でも上位3位にはいる、イェール大学の基金の過去20年の運用の記録である。寄贈基金は、基金の目的である、大学運営の補助金を出すと同時に、インフレを上回る率で運用することが、使命であると述べている。この目的を達成するために、具体的にどのような、運用を行ってきたか。成功も失敗も詳細に記録しており、日本の年金基金、大学、財団等の寄贈基金の運用者および所管官庁の担当者の必読の書だと思う。他の著作は理論が多いが、本社の強みは過去20年の実際の運用記録であることだ。特に日本も参考にしなければならないと思われるのは、イェール大学のポートフォリオである。積極的にイクイティに90%の投資を行い、債券での運用は10%と非常に低い。もちろん、リスクをコントロールするため、株式を利用した、絶対リターンへの投資も25%を占めている。主要な特徴の第二はプライベート・イクイティへの投資であり、17.5%を占めている、その中でも(米国の)ベンチャーキャピタルへの運用が高い比率を占めていることだと思う。今後、日本の大学(国立私立を問わず)も本格的な競争が始まるが、大学の強みは、基金の厚さ、規模、によるとも書いている。寄贈基金の運用者の参考にもなると思われる。 資産運用担当者のガイド エール大学基金の資産は約70億ドル。この資産規模は、日本の企業年金でもトップクラスに相当する。しかも20年間にわたり20%近い収益率あげてきた。エール大学に限らずアメリカの伝統的大学基金の特徴は、オルタナティブの比率がかなり高いことである。エール大学基金の素晴らしいパフォーマンスは、特別な戦略によってもらされたものではなく、マーケットの後追いをしない逆張り戦略を辛抱強く続けてきたことによって達成できたものである。資産運用担当者にとって極めて示唆に富む内容と言える。
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[ DVD-ROM ]
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DVD 為替の戦略セミナー「システムトレードの基礎」
・成田 博之
【パンローリング】
発売日: 2005-08-10
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,790 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,400円〜
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・成田 博之
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カスタマー平均評価: 4
仕切りの重要性 長く取れる「単純なルール」を作り出すのは難しい。
そこにたどり着くまでに長年の検証が必要なのだろうと感じた。
特に為替の場合は、時間帯の設定でかなり変わってくる
だろうし、成田氏の話が非常に参考になった。
たくさん勉強すると、成功者の共通点というのが少しづつ見えてくる。
そのひとつが、皆さん損きりに重点を置いているということ。
このDVDでも仕切りの重要性を語っている。
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[ 単行本 ]
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株価モデルとレヴィ過程 (シリーズ・金融工学の基礎)
・宮原 孝夫
【朝倉書店】
発売日: 2003-06
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,400円〜
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・宮原 孝夫
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カスタマー平均評価: 3.5
難しい・・・ この本は幾何レヴィ過程についての概説書であるが、 専門家向けの啓蒙書として書かれている側面が強く、 多少不親切な点がある。それでもなお、この本はファイナンス理論についてのホット・イシューについて、日本語で書かれた数少ない良書であることは間違いないであろう。 安定過程を前提にしてオプション価格が算出できる! 本書はレヴィ過程に基づく株価モデルの解説書であるが、私は特に安定過程を前提にしたオプション価格の算出のところで興奮してしまった。株価の日次の対数リターンは良く知られているように正規分布よりは裾野の厚い分布をしている。そこで安定分布のほうが当てはまりが良いが、安定分布を使った分析はほとんど行われていない。なぜなら、安定分布はその裾野の厚さゆえに分散はおろか場合によっては平均も計算できないからだ。ところが本書は時間とともに安定分布が変化していく確率過程であるところの「安定過程」(レヴィ過程の一種)を前提にして何とオプションの価格を求めているのだ。使用される手法は「相対エントロピー最小化」の方法であり、これによって導かれる価格は指数型効用関数に従う市場参加者から見て下限の価格であることも示されている。また保険数学で使われるエッシャー変換との関係も説明されている。数理ファイナンスをひととおり学んだ者にとって大変興味深い内容だと思う。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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原油相場 (現代の錬金術師シリーズ)
・高橋大樹
【パンローリング】
発売日: 2009-06-12
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,190円〜
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・高橋大樹
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カスタマー平均評価: 4
原油に関わる幅広い知識が得られました。 ここ数年、原油相場の動きが日常のテレビや新聞でも伝えられるようになり、全く相場に関係ない人でも「原油が上がってきたから、またガソリンも高くなるんじゃないの?」というような会話をするようになってきました。
しかし、中東以外にどんな産油国があり、どういった要因が価格形成に影響を与えるのか?といったようなバックグラウンドまではなかなか知ることが出来ません。
そのような中、本書は、さすが経済系新聞記者らしい視点で、実に幅広い知識がこれ1冊で網羅できるようになっています。 特に、米大統領の就任、テロ、ハリケーンといった一大イベントによって、相場の動きがどう変わっていったのか、という検証は非常に興味深く、今後の相場の見方の一つの指針となってくれるでしょう。
次は同じ著者による、テーマを絞った、よりディープなものも読んでみたいと思いました。
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[ 単行本 ]
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規律とトレーダー 相場心理分析入門 (ウィザードブックシリーズ)
・マーク・ダグラス
【パンローリング】
発売日: 2007-01-16
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,360円〜
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・マーク・ダグラス
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カスタマー平均評価: 3.5
実践の際に座右に置いておきたい本 他の方が指摘されているように原書は「ゾーン」よりも先に書かれており、
おまけの本書の原書の英語はかなりひどく、私も苦労しました。
あのひどい英語の文章がこれほど読みやすい日本語に翻訳されていること
自体が賞賛に値するでしょう。また、内容は相場心理学の実践的なもので、
「ゾーン」とはまた違ったよさがあります。
トレードをする上で恐怖やストレスの克服は永遠のテーマです。
実践する上で常に座右に置くことで、本書の価値はいっそう高まることでしょう。
日本語版の出版の順が錯綜的。 本書は、ダグラスが『ゾーン』を
書く以前の本。更に言うならば、
Dr. Alex Elderが『投資苑』を
書く時に、章のタイトルとして、
この「規律あるトレーダー」の
タイトル名の使用了解を
得てから、書いている。
詰まり、順番で言うと
原書では、
1.規律あるトレーダー
2.投資苑
3.ゾーン
の順だが、日本語訳では、
1.投資苑
2.ゾーン
3.規律あるトレーダー
の順に為ってしまっている。
即ち、相場メンタルの問題が
『投資苑』の日本語版が、
出版されてから8年近くの間、未だに
「片付いていない」トレーダーが、
「相場の心理」に立ち戻って、
「超々」基礎的レヴェルから、
「出直し」をすると言う場合には、
本書は意味を持つ。
日本語版の出版が此れだけ
遅れた理由の一つに、
ダグラスの英語が「下手」と
言う事が挙げられると、私は思う。
原書と翻訳を読み比べて見ると良い。
「どうして、ダグラスは、こんな
文章を書くのか。」と、呆れて
仕舞うだろう。
中身については、『ゾーン』以下である。
日本語版だけで『ゾーン』と本書を
読み比べて見ると、ダグラス自身の「進歩」が
「手に取る様に」良く判る。其れが、
判らない人にのみ、
存在価値の有る本である。
(勿論、日本人で英語の原書が
読めない人の場合だけに、
限定すると、だが。)
補足。
相場心理を一から勉強し直したい人は
1・規律あるトレーダー
2・投資苑
3・ゾーン
の順に読んで行けば良いだろう。
2はメソッドと資金管理の部分は
後回しにして、メンタルの
章を読んで、総仕上げに
ゾーンの最後の練習売買を
やる。
この実践練習の前に
投資苑の資金管理を読んで置いて、それに有る通り
2%で損切り、メソッドは
順張りが好きなら、カーティスの本にある
ブレイクアウト、逆張りが好きならば
タートルズの考え方を逆手に取った
タートル・スープ。
更に、ポジション・サイジングが
出来ればOK。利喰いシステムは
自分で構築するか、投資苑シリーズを
参考にする。
20連敗しても、当初資金100万円のうち、
総損失は、40万円よりももっと、ずっと少ない。
理由は、損切りの2%が、減少していく
資金に従って、「複利」に為るから。
此れが、即ち、アンティ・マーティンゲイルの本質。 示唆に富むが・・・ 書かれている内容は示唆に富む。市場の常識と一般社会の常識は前提が異なるという指摘は興味深い。但し、全般に一般論的な記述が多く、本書の内容を具体的に生かすには自分の場合に置き換えて考え直しながら読む必要があると感じた。☆☆☆は悪い評価ではありません。 相場心理学入門の入門 一言で言えば、著者のすでに発売されている『ゾーン』の入門書とでも言えよう。
内容的にはフォースや信念などゾーンで書かれている事柄を易しく説いてる。
また、自身の体験談も多少盛り込まれてるように感じた。
文字数は若干少ないが、マーケットのあらゆる局面でチャンスに対応できる心をコントロールする術を順を追って学べるような構成になっている。
ゾーンを読んで難解だと感じた方は、この本を手にとってみるのも良いだろう。
だが、ゾーンの既読者で内容を理解している方は特に読む必要性はないと思う。
原書はゾーンよりも先に書かれているのに、何故に今更という疑問も残る。
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[ 単行本 ]
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マーケットの魔術師 − 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
・ジャック・D. シュワッガー ・横山 直樹 ・Jack D. Schwager
【パンローリング】
発売日: 2001-08-01
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,160円〜
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・ジャック・D. シュワッガー ・横山 直樹 ・Jack D. Schwager
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カスタマー平均評価: 4.5
類のない先駆的な一冊 オリジナルは1989年リリース。邦訳は当初1992年4月に日興證券開発運用部のスタッフが手がけ、現在の復刻版は2001年8月23日にリリースされている。つまり、本書の中身は1980年代に行われたインタビューということになるのだが、驚くぐらいに今でも同じだなぁ、と感じる場面に何度も出くわした。つまり、トレードというのは基本的に変わらない、ということなのかもしれない。
インタビューも巧みなのだが、それ以上にぼくが感心したのは構成の旨さだ。特に感心したのは典型的ファンダメンタル分析型投資家のジム・ロジャーズを取り上げ(ジム・ロジャーズがあのバイクでの世界踏破をとげる直前のインタビューなのがより一層面白い)、典型的なテクニカル分析トレーダーのマーク・ワインスタインをその次に持ってきているところだ。正に『好対照な二人』である。
そして最終章では『トレードの心理学』と題して、心理学者の視点からトレーダーの心理分析を行っている。ここの部分もかなり興味深かった。基本的にトレーダーというのは孤独である。孤独の中で自分の弱さを何度も見ることになる。それをいかにクールに大物トレーダーたちが成長し、凌いでいったのか、インタビューから多くのことが学べる。類のない先駆的な一冊である。 負けトレーダーにとっての宇宙第一の書 リスクをとる勇気がないとき、損切りする勇気がないとき、自分のやり方に自信が持てないとき、
利益を出して有頂天になっているとき、損失に打ちのめされてもう死にたいとまで思うようなとき。
トレードをしていくうえで、私たちは必ずこういった場面に遭遇することになります。
本書には、このような折に読むべき数々の珠玉の言葉が、宝石のようにちりばめられています。
その言葉を胸に刻むように繰り返し読むことによって、私はリスクをとって仕掛け、失敗したら損切りし、自分のやり方に自信を持って、
利益がでても有頂天になることなく、大きな損失を出しても再び立ち上がることができます。
そういった意味で本書は私にとって聖書であり、論語であり、コーランであり、資本論なのです。
とにかく赤鉛筆をもって、線を引きながら読み進めてみて下さい。
引かれた赤線が一番多いウィザードが、あなたのメンターやロールモデルとなってくれます。
私の場合はエド・スィコータとラリー・ハイトがそうでした。
それまで私はなんとなくでトレードして負け続けていたのですが、二人を内なるメンターとしてトレンドフォロワーになり、
彼らだったらどうするだろうと常に考えながらトレードすることによって、トレードに一番必要な心理学を身につけることができ、
なんとか相場で飯が食べられるくらいになることができました。
この本を読まれる方は、誰しも自分に適したメンターを必ず見つけられるはずです。
そのためには全体を何度も読み込まなければならないかもしれませんが、
勝てるトレーダーになるためには絶対に必要なことだと思います。
最初から勝てているトレーダーと負けているトレーダーとでは、この本から得られる功徳(?)は天と地ほどの差があります。
その妙味を味わえない勝ちトレーダーは、ほんのちょっと不幸ですね、と強がっておきます。 トレードとは小説よりも面白い! たかが『金儲け』と思うなかれ!
成功者の成功するまでのストーリーはまるで英雄譚を読んでいるかのような興奮を呼び起こします。
「儲かる方法教えます」的なハウトゥ本にはない、これぞ真理を教える教科書です。 逆説的だが、トレードの困難さを示すもの 少しでも相場に関心にある人なら、「役に立つ、立たない」ということは別にしても、絶対に面白く読めるはず。どの世界でもそうだが、一流になった人の話は、その世界のことをすこしでもかじった人にとっては、ただ物語として読むだけでも面白のだ。
ただ、本書に登場するトレーダーたちの行動、意思、熱意などを見ていると、逆に、それだけのものを持ち得ない一般の投資家が相場で成功することは、非常に難しいことにようにも思えてくる。 指南書としても、読み物としても最高の部類 本書は「こうなったら買い」「こうなったら売り」などという、短絡的で無意味な売買手法について書かれたものではない。
そうしたものを重要だと考える向きには、巷に溢れる二束三文の株本がお似合いだ。
本書に書かれているのは、相場で勝ち続けるために必要な『哲学』なのである。
戦術や戦略、そして売買手法は人マネでは成功できない。それは自分で考え出すものだ。
本書の内容が難解だと感じたなら、あなたはまだ大事なお金を相場に投じるには未熟すぎる。
退屈だと感じたなら、おそらくあなたは相場には向いていない。
ありきたりだと感じたなら、あなたはウィザード達の言葉の本当の意味を理解していない。
本書に書かれていることの殆どは、トレードで利益を出している人間にとって、ある意味当然のことばかりである。
しかし、その当然のルールを決して破らずに『常に』厳守することは、実は非常に困難なことなのだ。
登場するウィザード達の言葉の本当の重みは、ある程度相場の経験があり、またそれなりの知性のある人間でないと理解できないだろう。
それが本書の唯一の難点かもしれない。
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