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店頭株&成長小型株投資情報―成長株投資のための専門誌 (第19巻(2004年上期版))
・小川 益宏
【東京IR研究所】
発売日: 2003-12
参考価格: 1,600 円(税込)
販売価格: 1,600 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
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・小川 益宏
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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パーソナルファイナンス入門―家計の金融経済論
・片岡 隆 ・二村 宮国
【春秋社】
発売日: 1988-12
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格:
中古価格: 1,600円〜
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・片岡 隆 ・二村 宮国
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす
・ジェレミー・シーゲル ・瑞穂 のりこ
【日経BP社】
発売日: 2005-11-23
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
Amazonポイント: 23 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,599円〜
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・ジェレミー・シーゲル ・瑞穂 のりこ
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カスタマー平均評価: 4.5
実証研究を踏まえた名著、配当・国際・バリュエーション重視 本書は、長期投資の観点から、株式で平均以上のリターンをあげる方法を解説しています。印象に残った点は、以下のとおりです:
1.米国株の代表的指標であるS&P500の構成銘柄を50年間にわたって追跡し、成長企業は過大評価されることが多いので、投資家にとってのリターンが低くなることがあるという「成長の罠」を紹介しています。例えば成長性から見てIBMに劣るスダンダード・オイルのほうが、株主にとっては高いリターンをもたらしたデータが示されています。
2.ハイテクバブルなど、株式市場にはバブルが必ず発生しますが、バブルに乗せられて株を高値掴みしないための秘訣を解説しています。
3.IPO投資のリスクを解説しています。
4.技術開発は消費者のためにはなっても、必ずしも株主に利益をもたらさないという興味深い指摘をしています。
5.配当を継続的にしっかり行っている企業を評価しています。
6.今後、先進国が高齢化によって成長力が鈍化するのに対して、グローバル投資が重要性になりますが、この場合も「成長の罠」に陥らないように留意すべきと主張しています。実例として中国株よりもブラジル株のほうが投資家にとってのリターンは高かったというデータを示しています。
その他、年金会計に対するコメントや、日本が高貯蓄の活用が下手なことの指摘なども興味深かったです。引用されている研究も多く、情報量豊富で、株式長期投資の名著と思いました。
最高・最強のバフェット本 バフェットに興味を持つ人なら、この本を第一にお勧めする。なぜなら、バフェットという史上最高の投資家が「ごく当たり前の」投資行動をとった結果が桁違いになった理由がよく分かるからだ。そもそもなぜ株式が預金や債券よりも有利なのか。長期投資がなぜ低リスク・高リターンなのか。市場の心理を逆手に底値を拾うのがなぜ重要なのか。バフェットが嫌ったハイテク株や自動車株はなぜ不利なのか。鉄道・石油など停滞する業界が、なぜ電気やハイテクなど成長する業界より、優れたリターンをもたらすのか。シーゲルは信頼できるデータと、学者らしい丁寧さと堅実さで、それらの事実を証明している。この本について、バフェットは最大級の賛辞を送っている(帯はバフェット寄稿)。シーゲルの徹底した調査と分析の結果、自分の投資スタイルが科学的にきわめて正しいと証明されたと感じたのだろう。バフェット銘柄は日本市場にはきわめて少ないかもしれない。しかし、シーゲルは世界のどこでも、いつの歴史にも通じる極めて普遍的な「負けない投資」を示してくれる。 確かにバフェットはすごい。でも日本で、今の時代に、バフェットのような成功が納められるだろうか?…そう疑問に思う人こそ手にとるべき本だろう。この本が、日本の、未来の、バフェットが選ぶであろう銘柄のヒントをくれる。 【長期株式運用必読の書】 手元にある1億円の運用方法がガッチリと固まりました。
シーゲル教授にありがとうと言いたい!
ただし、これはあくまでも米国のマーケットのお話。
投資する業種など、日本に照らし合わせて考えるべき。
しかし、投資に関する基本的な考え方は十分活用できます。本当にすばらしい本です。 未来は明るいのだ 本書は、投資と社会問題へのひとつの解答を示したと言っていい。
それは、ベターな投資法とは何かということと先進国の少子高齢化にどう対処するかである。
投資法については、「所詮、市場平均には勝てないのだからETF(市場平均そのもの)を買いなさい」という
現状では一般にベターと思われている投資法を超える投資法について言及している。
調査結果から、「成長の罠」を避けてグローバルに展開していてブランドを持った銘柄を買って配当を
再投資し続けることでETFを超えるリターンを得ることができると説く。
また、少子高齢化については、先進国単体では高齢人口を支えるあらゆる努力はおおよそ無駄になるが、
中国やインドといった新興国が先進国に労働力を提供し見返りに先進国が資産を提供するならば、
先進国の高齢人口を支えることができるという結論に至っている。
現在、日本では少子高齢化を原因とした年金不安等の諸問題が持ち上がっているが、これらの問題も新興国の
勃興によって解決されるということであり、本書の内容に従うならば日本の未来は明るいと言える。
とにかくこの本は目を通しておいて損はない。(長期)投資家を自称するならば手元に置いておきたい一冊。 本書を要約すると 著者としては株式ポートフォリオの半分を国債インデックスファンドに、もう半分を
リターン補完戦略に充てる配分を推奨する。
但しこれはおおよその目安であり、正確な比率は投資家それぞれが抱えるいくつもの
要因によって決まるはずだ。
そうした要因の一つに税制がある。
リターン戦略に従えば大抵の場合配当利回りが高くなりキャピタルゲインが
大きくなるので税制上の扱いはつまり課税されるか優遇措置が
適応されるかはかなり大きな要因となる。
リターン補完戦略はだいたいにおいて優遇が適応される商品に適している。
どれを選んでもほぼ間違いなく市場平均を下回る時期があるはずだ。そうした時期に
不安に駆られやすい投資家はリターン補完戦略に当てる比率を下げて
インデックス運用の比率を引き上げればよい。
多少のリスクをとらない限り市場を上回るリターンは決して手に入らない。
ごく一般的なインデックスファンドですら債券市場の成績を下回ることがある
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[ 単行本 ]
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マーケットの魔術師【株式編】《増補版》米トップ株式トレーダーが語る儲ける秘訣 (ウィザードブック)
・ジャック・D・シュワッガー
【パンローリング】
発売日: 2003-08-30
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
Amazonポイント: 29 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,590円〜
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・ジャック・D・シュワッガー
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カスタマー平均評価: 4.5
今となっては「株式編」というより、「ITバブル期編」と銘打ったほうが適切 本書は『マーケットの魔術師』『新マーケットの魔術師』と比べると、全編を通してロスカットに対する意識の低さが顕著(減点理由)。その理由は本書のインタビューが1999年から2000年初めという、ITバブルの盛りからピークにかけての時期に行われたということが、その主たる原因になっているようです。
実際、インタビューを受けているトレーダーのみならず、シュワッガー自身もITバブルの熱気に飲まれかけている面すら見受けられます。そのためもあってか前出2冊と比べると、内容に重厚感がなく、学ぶ要素も少ない印象を受けます。今となっては、この本の存在価値は“バブル経済の異様な熱気”と“歴史上弾けなかったバブル経済は一つもないという現実”を、『マーケットの魔術師』の名の下に再認識するためにあるような気がします。 迷った時にはこの本 迷った時、勝つ気がしない時、休むべき時に読みます。
素晴らしい内容です。
デイトレで得た利益で買いました。
特に、暴落が続いた時、マーケットが過熱気味なときに読みます。
日本の株式市場における外国人のシェアは半分以上、或いは8割だと言う
人もいます。トレードの相手側は今、何を考えているのか、買いか売りかを
考える時、想像する時、この本を読んでおいて良かったと思います。
今日は、買い手に回るのか、売り手に回るのかを決めるのに役に立ちます。
海外投資家を知るためにも投資を知るためにも必読でしょう。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
読み物として面白い 当たり前ですが"儲ける秘訣"は載ってません(笑)
また、環境が違いすぎるので、直接参考になることはほとんどありません。
しかし、読み物として非常に面白く、タメになります。 けど90年代なんだよねぇ、彼らが活躍した時期は・・・ シリーズ3作のうちでは一番下の出来かと(当然のことながらアート・コリンズの
作品は論外)。前二作だとシュワッガーがインタビューしたそもそものきっかけや
動機、彼の悩みから話が始まっていたが、今回はそういうのがなかったという点も
自分にはイマイチだった点。
また、インタビューの対象となった皆さんが、インタビュー当時バリバリの現役
だったためか、肝心なところでモゴモゴしたりノーコメントだったりぼかしたりし
てる箇所が結構あったのもマイナス。それに何と言っても彼らが高収益をあげてい
たという期間は90年代という、20世紀でも希な、幸運で強気な時代だったというの
もちょっと差し引いて見てしまうことになってしまった。なので迷ったけど星3つ
にしました。
ただ、ITバブルが崩壊したあとのこともフォローしているという点でとても誠実
な本だし読んで損はないと思います。 学ぶところ大いにあり ものすごく面白い本です。 複数の有名なアメリカのトレーダーのインタビューが載せられています。 多くのトレーダーが失敗を経験しており、彼らの失敗を知ることはこれから市場に参加する人に役立つでしょう。 もちろん実践にはまったく真似のできないとレーダーもいます。 しかし、いくらかのこの本の書かれている方法論は役に立つものだと思います。 ほとんどのトレーダーが真摯に規律を持ちながらトレードしているという話は、アスリートや経営者が努力していく過程にも非常に似ています。 自己啓発にも役立つことでしょう。 投資の方法はいろいろです。私自身チャートは市販のものでは満足できず、いろいろな指標を取り入れています。 この本を読んで私自身まだお話にならないと実感しました。 どの世界でも一流には理由があると心から感じました。
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[ 単行本 ]
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天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話
・ウィリアム パウンドストーン
【青土社】
発売日: 2006-11
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,919円〜
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・ウィリアム パウンドストーン ・William Poundstone
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カスタマー平均評価: 4.5
最高に面白い この手の題名の本は、
自分の経験では
タイトルだけで読者をつかんでおいて中身はあまり関連のないエッセイというパターン
(←『出オチ』とでも呼びたいパターン)
が多いのですが、
この本はそんなことはなく、題名に恥じない展開がなされます。
ただし、中心となる議論に割かれるページ数はそんなに多くないので
斜め読みでは、前述の『出オチ本』と同じような印象を受けてしまうかもしれません。
実際、自分はプロローグを読み終えた時点では失望しかけ、
さらに途中を飛ばして最後の章を読んだら
お決まりのLTCMのエピソードがエッセイ的に論じられており
『出オチ本』に過ぎない駄作と半ば確信してしまいました。
きちんと最初から最後まで丁寧に読むと、類書にはない
この本の真価が感じられると思います。 人々が、いかに「聖杯探しをしてきたか」という歴史書 ?『天才数学者はこう賭ける』 本書のような、重厚な、「瑣末」で「豊富」なエピソードに富んだ、
多数の人物の物語が編み重なる、壮大なタペストリーは、
「普通の日本人作家」は、書けないだろう。
しかも、内容が、「ギャンブル」と「金融」と「情報」に関するもの。
「ギャンブル」と「金融」と「情報」が、理論的構築されていく様子、
さらには産業としての装置として、社会に組み込まれていく過程を、
シャノンら、数人の「天才」たちを中心に描かれている。
賭場をつくるギャングたちと賭場を出し抜こうとするギャンブラーたちは、
市場と、市場を出し抜こうとする金融マンたちとどことなく似ているが、
天才たちが情報理論/金融工学/新市場を創造していく過程をみるに、
それらは、同根で、実態は同一のものと確信させてくれる。
「ギャンブルを理解したい人」が読むにもよいが、
その目的であれば、ちょっと冗長な部分が多すぎるだろう。
やたらと登場人物が多く、「枝葉」のなエピソードが続くので、
そのへん「欧米人」の文書に慣れていれば、問題ないのだろうが、
(映画「マグノリア」を観る様な、しんどさがある。)
そこをうまく日本語のリズムに訳されているわけでもないので、
まずは読み通すのが、むずかしい。
しかし、それを乗り越えれば、それなりに得られるものが大きい書であるとも思う。
あえて限定して言うが、
(日本に入ってきた「金融」工学は、出来上がって輸入されたものにすぎないので、)
日夜「欧米」の金融マンを相手にしている日本の金融マンが読むと、
欧米人は、こういう歴史と過程を経て、現在の金融市場があるのだということが、
「腹に落ちて」よいのではないだろうか。
本書は、ギャンブル本として、「必勝法」を解説している本ではない。
むしろ、「必勝法がその辺に落っこちてるものではない」ことが書かれている。
「聖杯」のありかが示されている本ではなく、
人々が、いかに「聖杯探しをしてきたか」という歴史書なので、
その点だけ誤解がないよう。
そして、その歴史は、かなり面白い。 最高に面白い! 最高に面白いです!
ケリー基準の本。
主人公はシャノンです。
エド・ソープも出てきます。 ケリー基準を中心に賭け方について論じた本か この本の内容
ケリー基準(たとえば、p94によれば、自分の手元も残高のうち、エッジをオッズで割った比率に相当する額を、有利な対象にかけるべきだという基準)を中心として、ギャンブル(株も含む)の必勝法についての議論が書かれている本。
評価
ケリー基準そのもの、ならびに、賭け方についての議論は参考になる。ただ、最初の部分が冗長に感じること、結構難しい(意外と図が少ないと感じた)ところで星1つ引いて、星4つ。
その他
単にギャンブルの方法論が知りたい方は、谷岡一郎さんの『ツキの法則』を一読すべし。この本と矛盾はしない。この本は、方法論というより、歴史が書かれた本ともいえる。 数学好きにはたまらない そのままダイレクトに日本のマーケットに活用できる訳でもないが、トレードへのヒントが満載。学生時代、数学が得意だった方には最良のトレード本になろう。マーケットを経済問題としてではなく、数学問題として捉えられるようになれば、利は飛躍的に増大するであろう。巻末の参考文献も充実していて、好著と言えるレベル。
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[ 単行本 ]
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ポスト団塊世代の資産運用
・由里 宗之 ・陣場 隆 ・白岩 千幸
【金融財政事情研究会】
発売日: 2008-03
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,498円〜
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・由里 宗之 ・陣場 隆 ・白岩 千幸
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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投資信託の将来
・東京国際研究クラブ
【東洋経済新報社】
発売日: 2008-10
参考価格: 3,360 円(税込)
販売価格: 3,360 円(税込)
Amazonポイント: 33 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,583円〜
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・東京国際研究クラブ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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三訂 プロフェッショナル 投資信託実務
・田村 威 ・林 皓二 ・杉田 浩治
【経済法令研究会】
発売日: 2006-12
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格:
中古価格: 1,580円〜
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・田村 威 ・林 皓二 ・杉田 浩治
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
・ナシーム・ニコラス・タレブ
【ダイヤモンド社】
発売日: 2008-02-01
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,578円〜
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・ナシーム・ニコラス・タレブ
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カスタマー平均評価: 3.5
証券投資に関わる人は、読むべきだ。仕事がむなしく感じるかもしれないけど。 投資の成功は、運(まぐれ)であって、自分の実力ではないのだ、ということを
これでもか、というくらい、証拠を見せつけてくれる本。
サブプライム問題が起きる前の著作だが、ロシア・ルーブルの急落に始まる新興国市場の
崩壊などを取り上げ、そういうことは起きるものだ、と明言していたとも言える。
投資家や、投資を仕事にする人は、一度読まれることを強くお薦めする。
投資家が間違える要因として、シグナルとノイズの区別を間違える、とか、
確率に対する基本的な認識が欠けている、などが挙げられている。
「全体の50%を上回る個人が、平均より裕福だということは
十分にあり得るのだ。』(p.137) など、私の場合、自分のバカさ加減に、苦笑い
することがたくさんあった。
投資の知識があることが前提で、それを皮肉ったりする箇所が多いので、
知らない人には、ややつらいかもしれないが、わかっている人には、
ちょっとした括弧書きなどが、異常におもしろかったりして楽しめる。 偶然に騙される 最近(09年6月現在)、ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質の翻訳が出て話題のタレブの本。
本書で言いたいことを一言でいえば
「人は、偶然による結果を、何か隠れた原因によるものだと考えて、それに引きずられてしまう」
ということになるだろう。
心理学なども交えながら、偶然のふるまいが引き起こすいろいろなことを面白く紹介している。
もうひとつ本書で重要なのが
「人は、めったに起きないようなことは過小評価する」
という点であり、これは『ブラック・スワン』でより深く考察されるだろう。
本書はきわめて軽く書かれているので読みやすいが、逆に見ると筋が見えにくく散漫な印象もある。
とはいえ偶然のいたずらという話は経済のみならず身近な問題でもあり、非常に面白い。 人生と人間の本性が垣間見れる 金銭的に成功をした隣人の派手な行動が疎ましく「ちょっと人生うまく行っているからといって、いい気になるな。たまたま成功しただけだろう?お前には知性も実力も無いんだから。偶然なんだよ、偶然。俺はお前なんて絶対に認めんぞ。」と書いている本に思えます。
本当に実力が備わっているかどうかは、長期的に継続して勝ち続ける事で証明できるのであり、本当の実力無い「勝者」はそれに気がつかずして、あるいは意図的に無視をして必然的に「敗者」に転じる事を書いています。
金銭的な成功は数字に表すことが出来るのですが、その人の幸福度を数値にあらわす事が難しい。日本でも一時隆盛だった多くのIPO勝者が激減している昨今、人生本当に終わるまでわからないもんだな、と改めて思わせる。
ジム・ロジャースやジュリアン・ロバートソンなどの大御所ですらも「まぐれ」と言い切ってしまうのには、やや「傲慢」に聞こえるのだが、納得できる自分がそこにいるだけに、ちょっと複雑な気持ちにもさせてくれる。
非常にシニカルでありますが、本書も「まぐれ」で売れたと言われる可能性があることについて、著者はどのように反論するかも興味深いところです。 プロでもまぐれなのだ、素人は当然まぐれだぞと、自分を戒める本 タイトルの「まぐれ」に釣られ読みやすそうな本だと思い手にとったが、読みにくい本である。長々とした説明に加え、核心に無関係なノイズが膨大に添加されているからだ。多くのレビューには翻訳が良くないと書かれているが、そうではないと思う。文章が個性的過ぎるのだ。かなり乱暴に言えば、18ページから始まる第1章だけを読むことをお勧めする。そこだけ読めば、なんとなく著者の言いたいことが分かるからだ。つまり、勝っているトレーダーで、長くその仕事を続けられる人はまれだ。勝っているのは運がいいだけだからという訳だ。確率論や経済理論を振りかざしてみても、やがては業界から退場していくのである。同様に、金融のプロやマスコミ、文系インテリ等等がいかに非科学的かを検証していく。これが300ページも続く。業界用語に慣れ親しんだ読者なら読みこなせるかもしれないが、普通にしんどい本である。
さまざまな人物をこき下ろす一方、カール・ポパーを好意的に書いている。科学的であるということは反証可能でなければならないし、何かの事象をいくつあげつらえても、たった一つの反証が見つかればくつがえされてしまうというポパーの理論を支持している。白鳥を4千羽見たが、黒いのはなかった。それでも、まだすべての白鳥を見たわけではないので黒い白鳥はいないとは言い切れない、というわけだ。ポパーは言わずと知れたソロスの師匠である。ソロスは、自説を疑い、自分が間違いを犯す人間であることを知っている。生き残るということはそういうことだと思う。
さて、最後に面白かったのは、この本に出てくるおっちょこちょいなトレーダーは著者本人のことでもあると、訳者あとがきに書かれてある。人は分かっていても合理的に行動できないということを痛感する。
超刺激的で難しい本 投資に関するなんの「具体的な手法」も書かれていない本ですが
投資本としても、十分にいい本だと思います。
ランダムウォーク系の本は結局、分散投資やインデックス投資
アセットアロケーション といった
「理に走って儲からない」系の本が多いですが、
この本は同じランダム理論を展開しながら、
能書きを垂れる人、成功したと語る人はみんな
「運がいいだけのバカ」とこきおろしている点に共感がもてます。
ドイツの哲学者ポパーを引用しながら、
「この世には絶対的な真理(成功法)などない。あるのは
まだ『間違っていなだけ』の暫定的な仮説だけ」という
虚無的な帰納法の論理こそ、投資ではとても役立つ考え方と思いました。
金言「何をするにしても、世界の見方に関するなんらかの理論にもとづいて賭けをしていることになる。でもそのとき、こんな条件を自分でつけるのだ:どんな稀な事象が起きても、そのことでひどい目に合わない形にすること」(P164)
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[ 単行本 ]
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はじめてのアフィリエイトで稼ぐ (BASIC MASTER SERIES)
・ケイエス企画
【秀和システム】
発売日: 2009-04
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
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・ケイエス企画
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カスタマー平均評価: 0
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