行列の出来る本屋さん

隠されつつ、噴出する狂気
　数多のアメリカンコミックヒーローの中で、バットマンが特別な存在である最大の理由は、その主題の暗さのためだろう。アメコミには、日本の青年誌にあたる媒体が実質的に存在しない。対象となる読者層があらかじめ低年齢に限定されていたために、「アート志向のアングラ系」と「明朗快活な子供向け漫画」に二極化したという経緯がある。バットマンが特異なのは､「子供向けヒーロー漫画」でありながら､そのモチーフが「青年的・アングラ的」であったことだろう。1986年に発表されたＦ･ミラーの『ダークナイト･リターンズ』が、その後のバットマンのダーク・ヒーロー化の先鞭をつけたというのが定説だが、この人気シリーズは、本来的にノワール小説の陰翳を帯びていたというのが本当だと思う。

　『アーカム･アサイラム』は、シリーズの最重要テーマを扱った傑作だ。つまり、黒衣の使者･バットマンは精神科医師であり、その患者でもあるのだ。　
　精神を病んだ犯罪者の収容施設「アーカム療養所」で、囚人による暴動が発生する。事件解決のために現れたバットマンだったが、次第に、アーカムに隠された因縁と狂気に囚われていく…。本作は『不思議の国のアリス』を下敷きとした隠喩と象徴の物語であり、グロテスクに歪む鏡像の寓話である。入れ子細工のように緻密に重層化された物語、コラージュを取り入れた精緻な画面構成が素晴らしく、シリーズの愛読者でなくとも充分楽しめると思う。
現在のバットマンを形成した一作
心理的な描写を交え、登場する敵達の狂気、
バットマンの心の傷が描かれている。
迫力のある絵に、重いテーマでありながら読みやすい。
たかがコミックと侮れない一冊です。
今のバットマン像を確立させたとまで言われる一冊
犯罪者を収容する病院、アーカム・アサイラムを舞台に、バットマン初の深層心理が描かれた作品。
病院創立者、アーカムの心の闇、収容されているスーパービラン（超人犯罪者）達の狂気。そしてバットマン自身の闇が、心理的な描写を交えて描かれている。そして明かされるアーカム・アサイラムの謎。
以前に収容された怪人達の登場も一つの楽しみ。

国民的マンガと言えばやっぱり「ドラえもん」
今や誰もが知っている国民的キャラクター、ドラえもん。
てんとう虫コミックスは最高の単行本、どの世代でも楽しめると言うのが魅力的、全４５巻は最高のアイテムに違いない
ドラえもんを知らない世代への贈り物。
今や誰もが知っている国民的キャラクター、ドラえもん。
全４５巻あるドラえもんのコミックスは、大勢の人が読んだことでしょう。
藤子先生が自ら選んで編集した究極のコミックスは、
ぜひとも何世代にも渡って読んでもらいたいです。
夢のある秘密道具は子供たちの想像力を膨らましてくれます。

未来への贈り物として、全４５巻のドラえもんコミックスは最高の秘密道具だと思いますよ。