カスタマー平均評価: 5
応用のきく人に読んで欲しい この本は、食料品売り場の販売実践マニュアルであると同時に、商売における、「顧客感動」を追及していくための事例集でもある。 お客様が、心を動かすために、どう自分のパフォーマンスを設計していくのか・・・。平野秀典さんの「儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる」という本の中で、紹介されるだけあり、技量と行動力のパワーが人並みではないことが伺える。 ただし、食品売り場以外の方が読むには、自分の立場にうまく置き換えられる方に読んでもらいたい。 マネキンさんの本です。 食料品完売マニュアルと書いてありますが、 この本の主軸はあくまで「パワーマネキン」。 つまり試食販売をする「マネキン」さんのための ノウハウ本です。 表紙の食料品完売マニュアルという部分を、 商品の陳列方法や演出に重きを置いたマニュアルだと 思い込んでいた私には、見当違いでした。 最後まで読めば、たしかに食料品完売マニュアルなのかも しれないけど、それなら最初からパワーマネキンに重点を おかないと、誤解する人は多いと思う。 ただし、非常識に商品を売り切る「パワーマネキン」が どのような工夫をしているのか、という部分は 大変新鮮でしたし、著者の仕事に対するポジティブな 考え方は食品小売業界初心者には学ぶべきところが 多いと感じました。 ただ、文章が少し「人を食ったような」表現が 多用されているのがとても残念でした。 今後は書き手のプロとしての意識も持って頂きたい。 タイトルに惑わされるナカレ マネキンさんを雇う側にも、ぜひ読んでほしい。日本のデパ地下・スーパーマーケットが大道芸広場になりそうで楽しい。 「心意気」+「表現方法」が揃ってこそ、お客様のお財布が開くものですね。この双方について著者の実践してきたもの、積み上げたノウハウが赤裸々なまでに公開されており、商材にあわせて応用できそうです。 デパ地下・スーパーマーケットに限らず、お客様にお財布を開いてもらいたいと願う、すべての方にお勧めします。 この 「販売現場」というステージで、いや、「人生」において、人は、いかにして「名女優」になれるかをまざまざと見せつける、驚異の本です。 この場合の「名女優」とは、決して「演技」ではなく、人間が本来もっている「快」の部分をいかに最大・最良の形で表現して他人に伝えるかについて、「圧倒的」な力量をもつことを意味します。人が生きる上で、いかにパフォーマンスが重要であるかについて、深く納得させられます。 この本は、「ビジネス書」や「心理学の本」としても「1級品」であることはもちろんですが、人が「知恵を発揮する」とはどういうことなのかにつき、最高度のレベルで実例を示す、現代における「カーネギー」の再来ともいえる 絶品の本です。まちがいありません。 全ビジネスマンにおすすめの自己啓発書 ビジネスマンに必要な能力とはなんでしょう? お客様の心理を読めること? その前に自分自身のことをわかっていますか。 あなたはどういう状態でお客様の前に出て行くのでしょう。 お客様と対面したときには、すでに勝負はついているのです!! 自分が気づいていない、あなたの真実の姿がすべてを決めているとしたら? この本は、販売の本ではなく、ビジネス全般に通用する本でもなく、 あらゆる人間の教科書である。
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